人間学を学ぶ、がコンセプトの雑誌「致知」の2015年1月号に
靴職人山口千尋氏のインタビューが掲載されていました。
まだ彼のショップが台東区にしかないとき、一度訪れたことがあります。
サンプルの履き心地は凄く良かったのですが当時人気急上昇中だったこともあり
納品まで半年かかると言われ,購入を断念しました。
彼の作品(靴)はファッション誌でよく見かけるのですが
彼が職業人としての思想を語るのを聞いたことはなく、
このインタビューは貴重でした。
そしてこの内容に共感できるところが多々あり
紹介させて頂くことにしました。
以下の部分は特にこの業界に入って一年未満の新人葬儀屋さんに読んで頂きたいと思います。
いまの若い人たちはどちらかというと褒められることに慣れていて
逆にダメ出しされた時の原因を自分に向けない人が多い。
一回や二回は素直に聞くんですけど、
それが続くと自分はダメなんだと誤解して、途中で辞めてしまう。
ですから、僕が人づくりに関して一番意識しているのは、
言葉だけで理想を語るのではなく自分もや
って見せるということです。
(参考記事:葬儀業界新人の皆さんへ、困った先輩の対処法をお教えします)
何の職業でもそうだと思うんですけど、
どの程度のレベルをもってその人がよしとするのか、
どこに自分のゴールを定めているのかに尽きると思いますね。
それによって心掛けって変わってくるじゃないですか。
だから初めの一、二年で上手い下手を言い出しても、あまり関係ないんですよ。
僕はいつも「継続できる力を持っている人が最高の才能を持っている」と言うんです
(参考記事:新人の女性葬儀屋さんへ)
僕はすごくルーズな人間で、遊びと仕事を分けては考えられないんですよ。
全部同じ。
(参考記事:葬儀屋に必要な能力 2/4)
自分の中でブレない価値観を持って、それを信じ抜く。
そして常にやり続けることで道は拓けていく。
自分を信じて挑み続ける者だけが頂に立てると僕は思っています。
(参考記事:葬儀屋として自分の強みを知る方法)
靴職人てかつてはマイナーでガチガチの職人世界だったところは葬儀業界と似ていたと思います。
しかし最近日の当たる存在になりつつあり、志望する若い人も増えているようです。
葬儀業界からみて、その変化は少しうらやましいですね。
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