葬儀の生演奏で食べていけない理由




葬儀業界の演奏者の話です。

以前
葬儀屋さんの資格一覧
という記事を書きましたが
こんなプレスリリースがありました。

セレモニー演奏コーディネーター協会が、9月4日に一般社団法人として設立。セレモニー演奏の普及と奏者育成の輪を広げていきます。

クラシック音楽を学んだ方を中心に、セレモニー奏者としてのノウハウを指導し、音楽を学んだ経験を社会貢献に活かす場を提供。

そこまで音楽に詳しくないのですが
普通のコード理論を教えているだけのような気がしました。
あくまで私見ですが
この資格を取ったからといって食べていけるという印象はありません。
なぜなら
葬儀の生演奏は
供給量に比べて需要が無い状態だからです。

まず日本の葬式の8割を占める仏教葬ではなかなか生演奏の出番がありません。
となると主な需要は無宗教葬における生演奏ですが、かつて無宗教葬を行っていた無宗教者は、最近セレモニーをまったく行なわない直葬に流れていく傾向にあります。
また音楽のダウンロードサービスが浸透したため、多彩な音源が葬儀屋さん側で供給できる仕組みが出来てしまいました。

その結果
葬儀の全体の件数は増えていますが
生演奏の需要はここ10年でほとんど増えていません。

演奏

実際音大卒業生の就職先については詳しくありませんが想像するに、いわゆるプロ演奏家として食べていけるのはほんのわずかで
次に音楽教室の講師、
残りの方の受け皿の一つとしてこういったセレモニーでの演奏者というポジションなのではないでしょうか。
しかし先程述べたとおり実際は食べていけるだけの需要がほとんどないのです。
お小遣い稼ぎと割り切れるポジションの方ならいいのかもしれません。
とはいえそんな気持ちで足を踏み入れるとしたら、お葬式の現場はヘビィ過ぎないでしょうか?
肉親を無くした方がお客様で、やり直しがきかない現場ですから。
ある意味修羅場ですから音楽家っていうより戦場の突撃ラッパ吹きみたいなもんですよ。
もちろん人生観の変化とか他では得られないものを得られる可能性はあります。
いろんな意味で覚悟のうえ、どうぞ。











6 件のコメント

  • こんばんは。

    生演奏・・・昔、結婚披露宴でお願いしましたが12万円で三重奏でした。
    普段は主婦でマネージメントしてる女性と芸大か音大生とフリーターだったかな?

    食えないといえば、私のFBFである三日坊主さんが前橋のあんしんサポートさんの記事を出しました。葬儀業界30年の思いが綴られています。

    http://3kabouzu.com/npo-anshin/

  • かかし様

    どうもありがとうございます。

    三日坊主さんは、こちらで皆さんのコメでも勉強しておられます。

  • 私の勤務先に、美大出の子が派遣社員で
    来ていましたが、業務内容は一般事務でした。
    卒業生の多くが学業とは関係ない就職しか
    出来ないとのことでした。

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