岡田斗司夫が絶賛してるのを聞いて「シン・ゴジラ」を見てきました。
観終わった感想として、ポリティカルフィクションとして見た場合はパトレイバー2の方が良かったと思いますし、怪獣映画としてならクローバーフィールドの方が好きです。
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とはいえ日本を舞台にした怪獣映画でここまでの作品を作ったというのは素晴らしいです。
カッコよかったのは統合幕僚長を演じる國村隼(くにむらじゅん)のこのセリフ。
「仕事ですから」
自分たちの仲間が死ぬかもしれないという状況で内心平静ではいられないはずなのに、このクールな物言いがプロフェッショナルを感じさせてすごくかっこよく見えてしまうのです。
一方ふと思ったのですが、たとえば遺族から「葬儀屋さんて大変ねぇ」と言われたときに、葬儀屋さんが「仕事ですから」と言ってしまうとしっくりこない、という気がします。
葬儀に対してお客さんは経験も無く、我々の仕事ぶりに対する期待値は低めです。そのため葬儀屋さんは手を抜こうと思えばいくらでも手を抜けます。慣れてくればそこそこの「仕事」で済まそうとすることは、たいして難しくありません。一方最高の葬儀をしようと思うとそれは見えないくらいの高みにあります。
そもそもそこを目指なければいけない、わけではありません。葬儀屋さん自身が自分のやっていることを「仕事」だと思っているなら。
でも多くの葬儀屋さんが「仕事」のレベルを超えてその高みに行きたいと思っているのです。「仕事」以上のものを目指そうとするんですよね。
だから葬儀屋さんの場合、「仕事ですから」と言ってしまうとカッコ悪く感じるんだと思います。
そういう「仕事」なんです。
葬儀屋さんて。
葬儀屋さんだろうと自衛隊だろうと、高いパフォーマンスを褒められて「仕事ですから」って言うのはカッコいいと思いますよ。
謙遜もあろうけど、自分の仕事に対する矜持が見えるからでしょうね。
どんな職業でもそう思います。
名無し さん
コメントありがとうございます。
>謙遜もあろうけど、自分の仕事に対する矜持が見えるからでしょうね。
そうですね。あと誰がどんな状況で言うのか、っていうことも影響しそうですね。