前回
「ほっと電報」に申し込むときは絶対に高いのを選んではいけない理由
という記事を書きました。
ソフトバンク系列の電報会社が運営するほっと電報は、
なぜサイト内の記事で高価な台紙の電報を選ぶなという自分達に不利なことを主張しているのでしょうか?
それは私が過去にブログで書いた弔電の記事を、ほっと電報がパクっているからです。
(奇跡的な偶然ということもあるので、「可能性」ということにしときましょうか)
↓これが過去に私が書いた弔電に関するブログ記事です。
弔電の安くて効果的な送り方を葬儀屋さんが教えます
前回の記事で紹介した、弔電の台紙はシンプルで安いのでいいと主張する「ほっと電報」の複数の記事には共通した特徴があります。
それは多少構成が変わっても、「弔電の文章は、電報会社の勧める定型文に、故人との思い出を述べた文章を加えると良い」というアドバイスを必ず入れていることです。
そしてそれらは私が書いた弔電の記事の内容に酷似しています。
参列した場合でも、ゆっくり話せないから弔電を送ることを勧めているところも似ています。
弔電を利用するケースと送るタイミングについて|電報なら【ほっと電報】
↑この記事に至っては、故人が飲みに連れて行ってくれた、という例文のシチュエーションまで私の記事と一緒です。
(2017年12月7日追記:ほっと電報は盗作を指摘した文章を全て削除しました。謝罪は全くありません。)
実はほっと電報の「他の」記事では、台紙はいいものを選べとか
文章は定型文を使えと言っているのです。
しかしここで取り上げている、私の記事と内容が酷似しているこの数本の記事に限り
他の記事と真逆のことを言っているのです。
不自然です。
Googleにインデックスされた(ネット上にアップされた)時期を調べる方法があるのですが
私が弔電の記事を書いたのは2012年
ほっと電報のこれらの記事がネット上にアップされたのは2015年の秋頃のようです。
また私が記事を書くときはオリジナルな主張をしたいので
同じ事を言っている人がいないか事前に検索して調べるのですが
弔電に関して同様のことを言っている記事は当時なかったと記憶します。
(安い台紙を選ぶということと、定形文に故人との思い出を入れるというアドバイスは、自分でもよくできていると思っていたので良く覚えています。)
ネットビジネスをしている方ならほっと電報の記事がインデックスされたのが2015年の秋ということでピンとくるはずです。
かつてパクリで問題になったWELQなどのキュレーションメディアが活動し始めたのがそのころです。
アルバイトをライターとして雇って、他のサイトの文章をちょっといじって自分のサイトに掲載していたのが問題化したという、あれです。
ほっと電報内の文章を何本か読めば分かりますが、冗長な重複する内容の文章を何本も掲載するというユーザーにとって不親切な構成です。
かつてのキュレーションメディアと同じ手口を行った可能性が高いです。
そしてアルバイトのライターが私の記事をパクって、運営側が無能なので安い台紙で十分という自社に不利な内容になっているにもかかわらずノーチェックでアップしたのでしょう。
最後にダメ押しです。
↓これは私が2011年に書いた「冥福」に関する記事です。
「ご冥福をお祈りします」の意味と正しい使い方
↓そしてこれがほっと電報内の「冥福」に関する記事です。
弔電のメッセージとご冥福の意味|電報なら【ほっと電報】
(↑この記事も同様に現在は削除されています)
冥福という言葉の意味を掘り下げてみると、福はそのままの意味でわかります。冥の文字に関しては、目に見えない神仏の働きとか、死後の世界といった意味合いを含みます。御冥福をお祈りいたします、という弔電は、浄土宗やキリスト教のお葬式などでも読み上げられますが、特に問題になることもありません。仏教のお葬式の場合は、弔電の文章に天国の文字が入っていた場合は、読み上げるとき、お坊さんに許可の確認をするケースもあるようです。
↑ほぼ私の記事を要約した内容です。もうちょっとバレないようにいじっとけよ、と言いたいくらいです。
前述したように、私はオリジナリティのある記事を書くようにしているので、私の記事をパクると目立つ(少なくとも書いた本人にはすぐ分かる)のです。
ちなみに私の弔電の記事は葬儀ブローカー(インターネット上で集客し、葬儀屋さんに送客して、紹介手数料を得るビジネス)の「小さなお葬式」にも同様にパクられました。
「小さなお葬式」の盗作疑惑
ネット集客の知識はあるが、葬儀の知識とモラルのない企業はこういうことを平気でやるのです。
ほっと電報、最低です。
(追記2018年3月31日)
その後いろいろあって現在は↓こんな状態です。
私の記事を盗作したPSコミュニケーションズ「ほっと電報」へ | 考える葬儀屋さんのブログ
以前、1000記事突破記念の回(2016年8月16日)にコメントさせていただきました通り、私は人生で初めて送る弔電の書き方に困って、たまたま検索でこのサイトに辿り着きました。そのため、「弔電の安くて効果的な送り方を葬儀屋さんが教えます」の記事は、大変印象深く覚えています。件の「初めての弔電の打ち方」の記事は、まさに私がこのサイトを知ったきっかけの記事、私が初めてこのサイトで読んだ記事の盗作そのものです。
「書いた本人」である考える葬儀屋さんだけでなく、考える葬儀屋さんの記事に助けられた読者にも、ちゃんと分かりますよ。モラルのない企業の浅はかな行為には本当に腹が立ちますが、どうかこれからも負けずに頑張って下さい。
かなどん さん
うれしいコメント、ありがとうございます!
まじめにやってれば、ちゃんと見てくれている人がいるって本当ですね!
今回の件は不愉快でしたが、かなどんさんのコメントで救われた思いです。
ありがとうございます!