新人のメンタルコントロール

葬儀業界に入ってきた新人は
早い子なら半年くらいで、担当のまねごとを始めるでしょうね。

メンタル的に強い新人であっても、葬儀の現場のプレッシャーはかなりのもんです。
やり直しがききませんからね。
プレッシャーを感じないという新人がいたら、それはハートが強いのではなく、感受性において葬儀屋としての適性がないと思いますね。
プレッシャーを感じるのも必要な能力ではないでしょうか。

それから、その子がメンタル的に弱い子だったら、私ならこんな風に声をかけます。

「失敗してもいいよ。
というかノーミスで終わりそうならわざと失敗しろ!

ここまで言ってもわざと失敗する子はいないし、
本当に失敗したらフォローの仕方を教えてやればいいのです。

以前入社して半年ほどの新人に司会をさせたことがあります。
優秀な子でね。

ただ弔電の代読のところで、ちょっと噛(か)んだんです。

でも終わった後、わたしはそこをほめました。
なぜなら即座に「失礼いたしました」と言って、読み直したから。
なかなかこれはとっさに言えないものなんですよ。
やはり優秀なんです。

まぁその後上司(メインバンク出身。葬儀の実務経験無し)には私が叱責されましたが。
腹の中では「あんたにゃ、わかんねぇよ」と思ってました(^^;)