遺書

私の母は私が中学の時に亡くなりましたが、
もうすぐ私自身が母の亡くなった年齢になろうとしています。

母が亡くなってからしばらくは、
母があっちの世界に行ってしまったのに自分がこっちの世界にいるのが、
なんかすごく不思議な気がしました。

いずれ自分も近いうち、突如としてあちらの世界に連れて行かれるのだと思っていました。

他人から見ると不条理な考えかもしれませんが、
自分にとっては母の死が不条理そのものだったので。

ただずっとそう考え続けながら生きていくのは大変しんどくて。

だから母が亡くなった年齢までは、普通に生きて良い権利があるのだと
自分に言い聞かせました。

その年齢まで生きられたらラッキー。
それ以降の人生はボーナスというか、おまけなので、
どんなことになっても、もちろん死んでも文句は言うまいと。

で、もうすぐその年齢になろうとしている。

実際にその年齢を目前にして
当たり前だけどそんなに達観しているわけでは、全然なくて。
(現に健康に気をつかったり、資産運用してみたり、
日々のちっちゃなことで悩んだり)

とはいうものの、そのときが来て取り乱してしまうのも
自分たちの死から何を学んだのだ
と、両親から怒られそうで。

いやでもきっと取り乱すな。
平然と運命を受け入れることができたら
もう最高なんだけど。

そんな葛藤は抱えつつも
とりあえず今の段階でこれだけは書き記しておかなきゃと、思いました。

『良い人生でした。
この年まで生かしてくれてありがとう。
大切な妻と
大切な兄弟と
すばらしい仕事と
その他大勢の皆様のおかげです。
ありがとう。
感謝です。

あと残りの人生がどれだけあるか分かりませんが、
その日までかんばります。』

まぁ、こういうことを書いておきながら100才まで生きて、
老衰で亡くなるようなことがありましたら、ご勘弁を<(_ _)>