2021年度 葬儀業界就活事情

2021年度の葬儀業界の就活事情について語ります。

今年は悪いです

結論から言うと、悪いです。

就活生向けの募集サイト、リクナビ・マイナビで、今年新卒採用募集をかけている葬儀社を調べてみました。(2021年4月1日現在)

リクナビ・・・「冠婚葬祭」でフィルターかけると70社。ブライダル専門や周辺企業を除いた、互助会を含む葬儀屋さんは約40社
マイナビ・・・「冠婚葬祭」でフィルターかけると102社。ブライダル専門や周辺企業を除いた、互助会を含む葬儀屋さんは約70社

2018年に↓この記事を書いた時点では、新卒採用を行っている葬儀社は増え続けていて、100社ずつくらいのエントリーがありました。今年求人を出している葬儀社の数はかなり減っています。
葬儀業界全体での採用人数も、縮小しているはずです。

2018年度葬儀業界就活事情

ティアのフランチャイズ「南海グリーフサポート」は求人出していますが、↓40名採用をぶち上げていたあのティアさん本体の求人広告が見当たりません。

葬儀業界優良企業の採用の秘密を考える

この大きな原因はコロナ禍による葬儀業界全体の不景気です。


おそらく前年と比較して増収増益の葬儀社は皆無ではないでしょうか。

  • 緊急事態宣言や感染防止のために参列者が減少
  • 直葬(火葬のみ)の増加
  • これらによって葬儀単価が下落
  • 毎年2万人増えていた死亡者が9,300人減少の異常事態。

つまり単価が下落したうえに、国内の葬儀件数まで減少したという不測の事態でした。
経営サイドから短期的に見れば、葬儀件数が減ったのなら人を増やす必要はない、ということになります。

とはいえ、リクナビ・マイナビで新卒を採用しようとしている企業は、長期的な人的投資として採用を行っているはずです。社内の人口ピラミッドのバランスを考えると
本来は少しでも人を採っておくべきなのです。
また死亡者の減少は、コロナによるもの(衛生対策やウイルス干渉)なので、近い将来「死亡者数の揺り戻し」が起こるはずです。


あるいは、リクナビ・マイナビには結構なエントリー料がかかりますから、若干名の採用ならわざわざ載せる必要はないと考えているのかもしれません。

葬儀業界の就職を考えている就活生の皆さんへ

葬儀業界の就職を考えている就活生の皆さんへ

葬儀業界に興味を持って頂いて、ありがとうございます。

このサイトは、葬儀業界就職に関する情報量が一番多いサイトだと自負しています。

この時期皆さんが知りたいのは「葬儀業界は就職するに値するか」ということでしょう。

やりがいはある

この仕事、やりがいや達成感は、間違いなくあります。
充分すぎるくらいに。

↓このカテゴリーを一通り読んでいたければ、お分かり頂けると思います。

葬儀業界就職希望者向けの内容 アーカイブ | 考える葬儀屋さんのブログ 

収入は悪化する

葬儀屋さんの平均収入は、今後下落していくと思います。

葬儀マーケット悪化の兆候は少し前からあり、今回のコロナ禍によって一気に加速しました。
コロナが収束すれば(正確に言うと世間の過剰反応が落ち着けば)多少回復するでしょうが、限定的だと思います。

ちなみに私の収入は、葬儀社従業員の中では多い方です。
自分の強みを活かして、戦略的に活動することで収入を伸ばしてきました。
しかしそれでもこの5年、本業の収入は頭打ちです。

全体の悪化より相対的にマシではある

今の皆さんたち20代の未来は、戦後世代の中で「最悪」だと私は思っています。

少子高齢化の状況で、現在の社会保障システムはいずれ破綻します。
問題を先送りしつづけて、もうどうしようもないという状況になるまで、皆さんの稼ぎは高齢者の社会保障費に費やされていくでしょう。
多くの人が50年先の日本のことよりも、自分が生きてる間だけこの仕組みが続くことを、重要だと考えているのです。
つまり団塊世代と心中することを、国策としたのです。

全共闘世代が今の若者の境遇だったら、文化大革命レベルの暴れっぷりだったはず。

その点、皆さんの達観ぶりには尊敬しかありません。

労働人口の減少と国内需要の先細りのため、総じて国内産業はもうダメでしょう。

そんな国内産業のなかで、葬儀業界は「いくらかマシ」というポジションなのではないでしょうか。

それでも

少なくともこれから10年間働くなら、この業界はすごくいいと思います。
私の書いた他の記事を読んでいただくことで、あなたを「葬儀業界で働きたい」という気持ちにさせる自信はあります。

しかし10年前から申し上げていますが、葬祭業は衰退産業です。
30年後はかなり厳しい状況になっているでしょう。

転職志向の人ばかりではなく、というか「それでも終身雇用」という人の方がまだ多い状況で、
みなさんの30年後のことを考えると、やっぱり無責任なことは言えない自分がいます。

 

それでも葬儀業界に来てください。


何の責任も持てません。
100%私のエゴです。

 

世の中どう変化するか分かりません。
祭壇設営業務は消滅するかもしれませんが、人が亡くなくなることによって生じる問題を解決するニーズは存在し続けるでしょう。

葬儀屋さんは会計士よりも将来性がある仕事です!

以前↑こういう記事を書きましたが、
人が死ななくなるまでは、もしくは人が死んで悲しいと思う心があるうちは、
この仕事はなくなりません。

どうかよろしくお願いします。




1件のコメント

お疲れ様ですm(__)m
ティアですが
売上が落ちています。株価もジリ下げ。
経費を抑えて営業利益を上げても❓
株価は上がらない❗
12月までには回復すると考えています。
冬からデイトレを始めました。
鎌倉新書、ティア、燦HDはたまに見ます。
億トレーダーを目指しています。
最近は、お葬式のひなたの増井さんに
デジタル終活を教わっています。
因みにティアの冨安さんは、FBFです。
フューネラルビジネスフェアが中止になったら
寂しいです

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