映画「パドマーワト 女神の誕生」の映画評

現在公開中のインド映画「パドマーワト 女神の誕生」の紹介です。
ネタバレありです。

先日パドマーワト 女神の誕生という映画を観ました。

13世紀から14世紀のインドのラージャスターン地方を舞台とした、悲劇の王妃が主人公の叙事詩を映画化したもの。

ちなみに私はラージャスターン地方に半月ほど滞在したことがあります。
この辺りは砂漠地帯なので、日なたはすごく暑いのに、日陰に入るとTシャツ1枚では寒いのです。
ジョードプルでほとんど価値の無い宝石で指輪を作ったり、ジャイプルの本屋でヒンドゥー教の本を買ったり、プシュカルの湖畔のカフェでフルーツジュースを飲んだりしたのは良い思い出です。

この映画、大作という触れ込みで確かにそうだったのですが、観たのは50席でいっぱいになってしまう渋谷の映画館でした。
配給のための費用をどうやって回収しているのか謎です。

主演女優は
ディーピカー・パードゥコーン

インドは美人が多いのですが(それはおまえの主観だろうと言われてしまえばその通りですが)その中でも彼女のことを私はインド一の美人だと思っています。
ディーピカの記事 | 考える葬儀屋さんのブログ

そもそも映画の設定が「絶世の美女」ですし、圧倒的に美しい彼女だから3時間もの長い上映時間が保っているとも言えます。
その美しい容姿をさらに小津安二郎のようなローポジションの構図で撮り続けます。
あらゆるシーンを一時停止させても、絵画のような美しさです。

ほとんどの方が冒頭に登場するダチョウのCGのクオリティで不安になるかもしれませんが、それ以降は心配ありません。
冒頭のシーンが一番クオリティ低いという珍しいパターンです。

日本人がこの鼻ピアスつけてたら「牛」ですが、ディーピカは相変わらず美人。

ディーピカ以外のもう一つの見所は
ランヴィール・シンの振り切れた暴君の演技。
「The 形相」という感じ、と言っても伝わりませんよね。
YouTubeにアップされているダンスシーンを観ていただければ少しは伝わるかと。
一見、力任せの独特な振り付けはこのキャラでないと成立しないですね。
小さいときに観たらトラウマになりかねないレベル。

 

結局この二人、出会うことなくヒロインは最後死んでしまいます。
が、しかし、この二人プライベートでは夫婦です。
この映画のサイトでは全くこのことは触れられておらず、おそらく意図的に伏せたのではないかと。

個人的な好みで言えば、ダンスシーンをあともう2つほど入れてくれれば、というところでしょうか。

最後、男達は玉砕し、女達はヒロインを先頭にジョウハル という集団自決を行います。
インドには夫が亡くなると後を追って妻が焼身自殺するというサティーの文化があったので、その延長線上にあるのかもしれません。
映画の中では美化して描かれており、制作側もそこは十分、分かっていて冒頭でエクスキューズを入れています。

ディーピカの美しさとランヴィール・シンの振り切れっぷりを味わいたい方はどうぞご覧になってください。

(追記)
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