以前
葬儀社のホームページは質量ともに不十分である
という記事を書きました。
その内容に関連して興味深い葬儀社のサイトを見つけたので、紹介します。
Googleで「葬儀屋」と検索すると現在(2010年1月30日)検索順位トップは
こちらのサイトです。
Googleでトップになるということは、
SEO対策にもそれなりのお金を使っていると思うのですが、
文章がちょっと・・・
(あの、確かに私は日垣隆さんや山崎元さんの著作を愛読する
ちょっとひねくれた人間ですが、今回の記事の目的は批判じゃないです。
せっかくお金をかけているのに見せ方で損をしてるよっていう、
あくまでアドバイスですので。
誤解の無いようにお願いします)
まずトップページを見てみると・・・
NHKで紹介された「10社見積もりを寄せた女性が選んだ葬儀社」
あのー「寄せた」は「取り寄せた」にした方が良いと思うのですが・・・
女性が葬儀社に対して見積もりを送ったりはしないと思うので(^_^;)
<使用例:メッセージを寄せる>
それを置いといても
微妙・・・
これなら 「NHKで紹介された葬儀社」の方が良いような・・・
(追記:私の記事を読んでいただいたのか、現在では「取り寄せた」に変更されています)
考え込まずにさらっと、読んでみてください。
「そもそも、弊社の事業は、非日常の出来事とも言える身内の死に直面し、動揺と知識不足の中で決断を求められてしまう生活者の受動的にならざるを得ない立場 を利用した、葬祭事業者側の都合や業界慣習より、消費者側の意思を能動的に汲みいれた、生活者本位のお葬式へと改善するために始めたものです。
その後、地道な市場価格調査の結論とした低価格なパッケージプランの開発、ご自宅でのお葬式をはじめ、消費者の支出を抑えられる公的機関の式場利用・民間 斎場への料金交渉・宗教者へのご理解・葬具消耗品のリサイクル利用など、様々な低料金化を現実化させる為の徹底的なコストダウンへの探求と、人の心にとどくプロのサービスをお届けする為に絶対に不可欠な、人材の育成に社力を注いで参りました。
反対に、大手フランチャイズ経営の葬儀社に見られる提携葬儀会社への外注業務委託が可能とする大量受注のビジネスモデルは一切取り入れる事はありません。
100%自社で事前のご相談から、100%自社での葬儀施行をお約束する事は、
お客様への信頼にお応えする為の、弊社の絶対的なこだわりなのです。
この為に、弊社では同一の1日にお受けできるご葬儀施行は2組までと限定をさせていただいております。」
えー、なんか上智大学の英語の入試問題を
中学生が辞書を引きながら和訳したような文章になってますね。
(失礼なうえに分かりづらい例えですいません)
僭越(せんえつ)ながら(本当に僭越だと思ってます)
原文の言葉を極力生かしながら、私なりに推敲してみました。
「生活者は、非日常の出来事とも言える身内の死に直面したとき、
動揺と知識不足の中で決断を求められます。
そのため、受動的にならざるを得ない立場でした。
そしてそのような立場を葬祭事業者は、自分の都合や業界慣習の下(もと)に利用してきました。
一方弊社は、消費者の意思を反映し、生活者本位のお葬式へと改善するために事業を始めました。
弊社は以下の2点に力を注いで参りました。
1点目は様々な低料金化を現実化させる為の徹底的なコストダウンへの探求です。
そのために
・地道な市場価格調査に裏付けられた低価格なパッケージプランの開発、
・ご自宅や消費者の支出を抑えられる公的機関の式場利用
・民間斎場への料金交渉
・宗教者の理解への要請
・葬具消耗品のリサイクル利用
を行ってきました。
2点目は
人の心にとどくプロのサービスに絶対不可欠な、人材の育成です。
大手フランチャイズ経営の葬儀社は、提携葬儀会社へ外注業務委託することにより、葬儀を大量受注することができるというビジネスモデルを取り入れています。
しかし弊社はそのようなビジネスモデルを一切取り入れる事はありません。
事前のご相談から葬儀施行までを、100%自社で行うというお約束は、
お客様への信頼にお応えする為の、弊社の絶対的なこだわりなのです。」
どうでしょうか?
著作権フリーでいいので、使ってもらえればうれしいです(^_^)
引用部分の最後の一行
「この為に、弊社では同一の1日にお受けできるご葬儀施行は2組までと限定をさせていただいております。」
これは考えようによっては
お客様の葬儀の日程を延ばしてしまう可能性もあると思うのですが、
経営哲学の一つとしては有りかもしれません。
そして最後の一行は
「大事なことはハードでなくハートですから。」
んー、やっぱり微妙(^^;)
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