マスコミの反応がいまいちなので、誤報かと思いましたが
こちらの記事
(日刊工業新聞のサイトより転記)
ファミリーマートは葬儀ビジネスに参入する方向で検討を始めた。葬儀をパッケージ化して料金を透明化するほか、要請があれば僧侶の派遣も視野に入れる構想。
人口動態の変化や葬儀料金の分かりにくさなどもあり、透明化された葬儀へのニーズは強い。流通業界ではイオンが全国の葬儀社をネットワーク化し本格参入しており、ほかの大手流通業も参入を検討している。
ファミリーマートの葬儀ビジネスは葬儀料金を透明化して提示するほか、全国の寺院や、寺院を持たずに活動している僧侶と連携し、宗派を問わずに要請に応じて派遣するなど葬儀一切を提案できる体制を整備したい考え。受注は同社のネットショッピングサイト「ファミマ・ドット・コム」や店頭の活用を考えている。具体的な参入時期は明示していない。
(転記終わり)
プレスリリースをそのまま記事にしたのか、
記者のフィルターを通しているのかは分かりませんが、
なんだろう、このやれやれ感は・・・(^_^;)
>葬儀をパッケージ化して料金を透明化する
パッケージ化すれば透明度は下がります。矛盾した表現です。
(参照ページ:こんな葬儀社の選び方はやめましょう。)
それとも、僧侶がパッケージされているということでしょうか。
>ネットワーク化し本格参入
正確には葬儀業界に参入ではなく葬儀紹介業に参入ですが、
イオンの前例から考えると、紹介する葬儀社を
クオリティより、紹介手数料の条件を飲んだかどうかで決めるってことですよね。
この本に書かれていますが
他社もマネをして何社も参入してきましたが、
結局全て撤退してしまったそうです。
哲学もないのに儲かりそうだと形だけまねてみてもだめ、
という教訓ですね。
ファミリーマートさんはぶれない哲学と新しい方法論を用意されているんでしょうか。
>寺院を持たずに活動している僧侶と連携し
これもちょっと・・・・ねぇ。
>受注は同社のネットショッピングサイト「ファミマ・ドット・コム」や店頭の活用を考えている。
私の学生の頃に比べて今のコンビニの店員さんはやることが多くて大変だなぁと思っていましたが、「店頭の受注」って・・・
レジに来たお客さんにいきなり
「先程、夫が急死したんですが・・・」
って言われるってことですか。
葬祭業をなめているのか、想像力が無いのか?
>具体的な参入時期は明示していない。
これが、オチなんでしょうか。(>_<)
先例としてローソンが失敗に終わったのに、教訓を得ていないんでしょうかねぇ…(汗
高見様、
適当に紹介業務を始めて失敗したところで
アーリーアダプターの顧客が損するだけで、
ファミリーマート自体はダメージが少ない
という考えではないでしょうか。
コンサル企業、葬儀斡業者、葬儀の専門家なる者の持ち込み企画でしょう。
物流や不動産、鉄道系にはこれらの「持込み」があると聞いています。
本業がじり貧になる企業が多く、安易に儲かるとの「うまい話」に乗っただけです。
今から10年ほど前にも「ゼクシーの葬儀版」を作ろうと出版社を焚き付け、創刊号をコンビニに置いた事案がありましたが、創刊号だけで「没」になりました。
この仕掛け人も、葬儀に関するうまい話を企画書にしてあらゆる処に持ち込んでいました。
今もHPを開設し、「葬儀業は儲かる」と言って物色をしています。
prof 様、なるほどそういう仕組みなんですね。
たまーに、何か仕組みはよく分からないのに儲かると信じて怪しい金融商品つかまされて大損している企業の話を聞きますが、同じ構図ですね。