葬儀ブログを書くための16の方法

ビジネスブログではない葬儀屋さんのプライベ-トブログは
意外と少ないですね。
理由は
・普通の人でもブログを続けるのは難しい。
・ましてや肉体的精神的にきつい労働環境でブログを続けるのはさらに難しい、
・ビジネスブログではないので無償でやらねばならない
からだと思います。
(参照ページ:葬儀に関するブログ始めました。

そんななか、最近やっと記事の本数が300本に到達したのを記念して
(このブログのノウハウが他の葬儀屋さんの役に立つかはちょっと心許ないのですが)
私はこうやってます
っていう記事を書いてみようと思います。

(繰り返しますがあくまで私のやり方であって、読者の皆さんのお役に立つかどうかはわかりません.
興味のある方は参考までに・・・
それから文中でSEO用語を解説無しで使用しているところがありますが、
その都度細かい解説をしていくと冗長になるので省きました。
分からない単語は検索してみてくださいね)
グラフ

1SEO対策は後で

ちなみに普遍的なブログのSEOテクニックはこちらの記事が役に立つと思います。
http://seofromusa.com/google-seo-tips/google-for-bloggers/
http://www.jweb-seo.com/blog/wordpress/2009/07/13/691

でもテキストを書く以外の作業(SEO・デザイン)に関しては、最初の段階であんまり根を詰めない方がいいと思います。
なぜなら
・(継続してブログ記事を書き続けることに比べて)SEO対策はある程度後回しに出来る作業
・記事が書けないスランプ?の時にやる作業として取っておいた方がよい
と思うからです。
とはいうものの、

2ブログのタイトルを考える

 

3ブログ会社を選ぶ

は、後々変更するのが難しいので
初期の外せない重要な作業です。

まずブログタイトルについては
SEO上検索に引っかかってほしい最重要なワードがあれば
含めるべきだと思います。
グーグルのクローラー(サイトの巡回プログラム)は
「葬儀屋」を「葬儀」と「葬儀屋」の二通りで認識してくれる
ので私の場合「葬儀屋」という単語を使おうと思いました。
あとはサイトポリシーを端的に表す言葉は「考える」だな、と思って
「考える葬儀屋さんのブログ」にしました。
タイトルに関して「最重要ワードは前にもってくる」「出来るだけ短く」
ということを唱える人もいるのですが、
あまりそこまではこだわらないというか、このネーミングが気に入ったので、
これに決めました。

ブログ会社に関しては私はライブドアの有料コースを使っていますが、その理由は
・エクスポート(文章データを取り出す)可能なので万一ブログサービスが終わることになっても引っ越しできる
・サブドメインが取れる
・広告を消せる
といったところです。

4いつも3本ほど記事をキープしておく

継続的に記事を書き続けるためには、
何日に1度配信するというルールを自分の中で作る必要があると思います。
しかし葬祭業は事前に予定が立てられないので、
日頃休みの日を利用して記事のストックをためておく必要があります。
そのため3本ほど記事を常にストックしておき、ブログの予定配信機能を使って、
配信を予約しておけばよいと思います。
予定配信はPingが使えないらしいですが、
グーグルのインデックスがどんどん早くなってきているので、
あんまり気にしなくてもよいかなと思ってます。

5富士通のスキャナーを使うと便利

文字読み取り機能があるので
(多少読み取りの時間はかかりますし多少の誤認識はありますが)
本の内容を転記しなくても良いので便利です。

ちょっとお高いと思われるかもしれませんがAcrobatも付いてくるので、
PDFデータをいじりたい方にはお買い得です。

6書き始める前に誰かの記事とネタが被っていないか調べておく

「すでにどこかで書かれているようなネタについては極力書かない」
というサイトポリシーのため、アイデアが浮かんだ段階で
事前にそのテーマで他の人が書いていないか、
主要キーワードを検索してチェックしておきます 。

7 Googleアラートはブログのネタ探しには役に立たないことが多い(^^;)

グーグルアラートとは、
特定の単語を含むニュースやブログが配信されると、それをメールで知らせてくれるサービスです。
よくブログのネタさがしでGoogleアラートを推奨しているのを耳にします。
私も「葬儀」「葬式」「グリーフワーク」という単語で登録しています。
で、定期的にネットにアップされた情報を知らせてくれるのですが・・・
正直私にとってブログのネタ探しにはあんまり役立ちません。
多分これはこのブログの
「すでにどこかで書かれているようなネタについては書かない」
というルールのせいです。
グーグルアラートで配信された時点でそれはもう、
当然葬儀のことに関する既に書かれた話題になっているわけで・・・
もっともな意見であればそれ以上申し上げることもないですし
間違っていると思う意見に、
いちいち反論するのもちょっと迷惑な行為になってしまいますし。
HTTP
ただたまに、影響力のある人もしくはマスコミが
葬儀に関する間違った記事を書くケースがあります。
そんなときに限り、コメント入れたりトラックバックを入れたり、反論の記事を書きます。
そんなケースの探索にはGoogleアラートが役に立ちます。
(あと 検索テクニックとしては 「葬儀 site:サイトアドレス」 と入力すると
そのサイト内の葬儀の話題にヒットします)
ではブログのネタをどうやって探しているかというと・・・

ブログのネタ探しの話題です。

8 RSSリーダーを使用する

RSSリーダーとは、自動的に更新されたブログの記事を配信してくれるサービスです。
わたしはGoogleリーダーを使っています。

葬儀業界の中だけではなく
異業種の情報を収集したほうが、アイデアが浮かびやすいです。
「○○業界はこうだけど、これを葬儀業界に当てはめたらどうだろう」
というように。
最近よく読むのはアゴラでしょうか。
本

9アウトプット(ブログを書く)を意識したインプット(読書)を行う

Ⅷと同様に
「○○業界はこうだけど、これを葬儀業界に当てはめたらどうだろう」
というように考えながら本を読みます。
そしてアウトプットを想定して本を読むと
問題意識が高まり、書くことで自分の意見がまとまり、
さらに記憶に残りやすくなります。
自分のレベルアップにとっていいことずくめです。
というより、アウトプットを前提としないインプットはムダだと最近思うようになりました。
(↑この意見には異論もあるかと思いますが、
何しろ勤務拘束時間が長いので私の能力ではインプットの時間が限られてしまうのです。)

 

10主張系以外にも集客系の記事も意識して書く

「私はこう思う」という主張系の記事を書く一方で
たまにある特定のワードで検索をしている一般の方に、自分の記事を読んでほしい
と強く思うときがあります。
これが集客系の記事。(できることなら、どの記事も出来るだけ多くの人に読んでもらいたいのですが)
例えば「日本消費者協会」の間違ったアンケート結果を指摘したいとき
「直葬」を希望している人にポジショントーク無しのメッセージを伝えたいとき
「島田裕巳」氏の間違いを指摘したいとき
などです。
多少不自然で凡庸な内容になってしまう事も多いのですが、
SEOを意識したライティングを行います。
そうすると
狙ったワードで検索1ページ目(10位以内)にランキングして、
たくさんの方に読んでもらえることがあります。
ただし
グーグルアナリティクスで解析をすると、ビッグワード経由で来てくれる方というのは、
当然分母が多いため、たくさんいらっしゃるのですが、
反面、直帰率が高い(他のページを見ないですぐ帰る)という傾向があります。
チョット悲しいです(>_<)
地球
あと余談ですけどこのブログは、検索順位ソフトで調べると
「葬儀 ブログ」「葬儀屋 ブログ」
のワードでGoogle、Yahoo!ともに現在のところ1位です。
(なんで検索順位ソフトを使うかというと、検索エンジンにはパーソナイズ機能があるので、PCによって順位が微妙に違うためです。それからYahoo!がGoogleの検索アルゴリズムを採用したので、だいたい順位はいっしょになります)
えー、自慢しているように聞こえるかもしれませんが
そもそも「葬儀屋 ブログ」で検索をかける人っていうのは、ほとんど葬儀屋ブロガーさんです(^^;)
ですので、1位になってもこのワード経由のアクセスというのは月100件もありません。
つまり狙うワードをよく考えないと
検索順位が上でも意外と集客には結びつかないということです。

それから「グーグルハネムーン」といってブログを始めた頃に、
検索アルゴリズムのクセで、一時的に過剰に検索順位が上に行くことがあります。
ぬか喜びをしがちなのでご注意を(^^;)

 

11Googleのキーワードツールを使う

前回述べた集客系の記事はなるべくたくさん多くの人に読んでもらいたいのですが
そのためにはそのページに集客するための仕組みを作ることが必要です。
それも、できるだけお金をかけずに、です。

私はアクセス数が多そうなワードをGoogleのキーワードツールで探します。
その結果から「検索回数が多く」「広告料が安い」ワードに注目します。

「検索回数が多い」ワードは当然他の葬儀社のサイトもお金をかけて(WEB広告・有料リンクなど)狙ってくるので必然的に広告料が高くなります。
で、そう言ったワードではなかなか個人ブログの記事を検索上位にあげることは難しいのです.

しかしたまに「検索回数は多い」ものの、葬儀社の売上げに結びつかないために、
「広告料が安い」(WEB広告のワードは基本的にオークション形式なので、買い手の少ないワードは安くなる)ワードがあります。
「検索回数が多く」「広告料が安い」というのは競争が少ない分検索上位に持って行きやすく、アクセスを集めやすいワードということです。

そこが狙い目。

例えば「家族葬」というワードに比べ、「直葬」は比較的狙いやすい、とか。

上記の条件で今年のベストのワードは「辻希美 葬儀」だったのですが・・・
どうも後藤真希のお母さんの葬儀に参列した際の服装が良くなかったとネットで叩かれたらしく。
ただ個人的にはバックグラウンドとなる知識も言いたいことも無かったため、
この話題に絡みようがありませんでした(^^;)

記事が200~300本を超えて、リンクもある程度増えてから上記のやり方でワードを選別すると集客力は高まります。

12ブログランキングはやってもやらなくてもいい

「葬儀」のカテゴリーのあるブログランキングはブログ村です。
大体このブログ村経由で来ていただける読者は、
私のサイトの場合月間100名ほどです。
ブログランキングに参加するかどうかは
これを多いと思うか少ないと思うかだと思います。
(ブログランキングサイトからのリンクが有効、
という意見がありますが、個人的にはちょっと眉唾です)
ただ読者層はほとんど同業者か葬儀屋ブロガーさんなので(^^;)
一度アクセスしてくれると他のページも熱心に見てくれます。

13仕事中はたとえ空き時間でも執筆しない

携帯電話(スマートフォンではない)以外のモバイル機器を仕事中は持ち歩かないから、
という物理的な理由もあるのですが、
仕事の空き時間も純粋に目の前の仕事のみに集中したいからです。

14おもしろい か 役に立つか を意識する


えー、偉そうなことを言って自分の首を絞めてますけど (>_<)

葬儀のサイトも増えつつあり
ただ漠然と自分の職業知識を羅列して書けば良い
という時期は終わったと思います。
切り口か切り方かで見せないと、読み手はつまらないと思いますし
そもそも書いている本人がつまらないと思います。
普段心がけているのは
おもしろい か 役に立つ 情報を
高校生に説明するつもりで分かり易く書く

ということです。

いや、正直出来映えに自分では満足できていないのですが・・・(^^;)
あくまで理想として。

15情報は出し惜しみしない

ちょっとカッコ良く言い過ぎなんですが(^^;)
自分のノウハウを公開したところで、
そもそも日頃から努力していない人は
読んだだけでアウトプットせずに終わってしまいますから、
結局情報のタダ取りは成立しないと思います。

それに葬儀業界のためにという目的(誇大妄想?)で執筆した方が、
モチベーション上がると思いますよ。
・・・って書くと優等生過ぎると思われてしまうんでしょうけど、
実際ブログを続けている方には私の申し上げていることがご理解いただけると思います。

16読者ターゲットを意識する

私が普段ブログ記事を書くときは
だいたい下記のマトリクスのどれに当てはまるか意識して書いています。
横軸は読者層(業界の内外)です。
縦軸は中身です。野口悠紀雄氏が超文章法で述べていた、人が他人の文章を読む理由は「役に立つ」か「おもしろい」のどちらかである、という説に拠っています。
 


マトリクス
Aの記事は葬儀業界新人向けや、育成系の記事が多いです。
Bの記事はハウツー系(葬儀社の選び方、葬儀のマナー)で長期的に安定したアクセスがあります。
Cの記事はSNS系で燃えると瞬間的にアクセスが上がりますね。
しかしCが一番難しいんですけどね。

それからBとCは自分の狙いが良い意味ではずれることがあります。
自分はBのつもりで書いたのにCと受け取る読者の方が多かったり、Cのつもりで書いたのにBと受け取られることもあります。
おもしろいのはAを狙って書いたら業界外の人から葬儀屋さんの考えていることが分かっておもしろかったなど肯定的な感想をもらうこともあります。つまりCと受け取られたわけですね。そのためAの記事にもあえて業界外の人が読んでも意味が伝わるように、かみ砕いた解説を混ぜるようにしています。

ここで葬儀屋さんブロガーに対してちょっと偉そうなことを言うと、たまたま一本BやCの良記事を書いたからといって、何万PVもヒットすることはまずありません。長期的にある程度質と量をそなえた記事を書き続けないといけません。葬儀屋さんて実務がきついので、たいてい途中で挫折する人がほとんどなのですが。

Dの記事は業界内ネタ。楽屋オチのケースが多いです。集客効果も無いし、業界内に敵を増やすだけの効果しかありません。

書かずに済ませられるならそれに越したことはないですね。
私は書かずにはいられないのですが・・・

それにしても葬儀屋さんのブログってA~Dのどれにも当てはまっていない記事が多すぎ。
「今日事務所を掃除しました」というだけの内容の記事って誰に何を届けたいんだ?
マーケティングセンスなさ過ぎです。

ちなみにこの記事はAと見せかけたDです(^_^)

追加 葬儀屋さんのビジネスブログ

今回は葬儀屋さんのビジネスブログの話です。

このプライベートブログ以外にも、
普段は、自社ホームページのビジネスブログ
の運営にも少しからんでいます。

このビジネスブログの目的は
1ホームページのテキストを補完する
2スタッフのパーソナリティを身近に感じさせる
です。
インターネット
1 ホームページのテキストを補完する
SEO対策の一環として、消費者の方が検索しそうなワードをいれます。
葬儀に関する単語で検索
→ビジネスブログにアクセス
→本体のサイトに流れる
→ コンバージョン達成(葬儀の依頼)
という流れを目標にしているわけですね。

必然的に一般消費者向けの葬儀の基本知識集
のような内容になります

2スタッフのパーソナリティを身近に感じさせる
これもブログの利点だと思います。
個人情報のこともありお葬式の内容に関しては書けないので
日常の何気ないテーマをつらつらと書きます。
別にスタッフのパーソナリティを反映させようと
意識的に行っているわけではないです。
どちらかというと、この葬儀社は活動してますよー
というような、活動報告のための文章といいますか・・・
それでも「文は人なり」ですから
パーソナリティを読み取ってもらうことは可能だと思います。

わたしは1を目的としたブログ記事を担当してます。

2の部分は私があまり健全な精神の持ち主ではないので(^_^;)
別のスタッフにお願いしています。

えーっとこんな感じで全部です。
おもしろくてお役に立てたでしょうか・・・

お粗末でした<(_ _)>




4件のコメント

記事300本、おめでとぅございます(*´∀`*)♪

葬儀屋さんブログは、たーっくさんありますが、物理教師さんのブログほど、充実してるところは、見たことがありません♥

15個条、待ちきれない。早く読みたぃーヽ(´Д`;)ノ

私もさくら777♪さんに乗っかって…

15箇条、早く読みたぃーヽ(´Д`;)ノ

この師走の忙しい最中にプレッシャーですね(笑

さくら777♪さん、
>物理教師さんのブログほど、充実してるところは、見たことがありません
ありがとうございます(^_^)
私もさくらさんのブログほど癒される葬儀屋さんのブログは見たことがありません。

はるさん、
事前に15箇条と宣言しているように、草稿は出来上がっております。
リリースのペースを少し上げますね。
ちなみにブログのアクセスって、クリスマスを境に、ガクッておちるんですよね(^^;)

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