最新葬儀社売上げランキングを見て業界展望を考える

例年通りフューネラルビジネス2012年10月号
全国の葬儀社の売上げランキングが掲載されました。

まず目につくのは
三分の一近い葬儀社が売上げダウンもしくは横ばい。
このランキングは売上げしか掲載されていないので
減収増益の可能性もゼロでは無いのですが
昨今の葬儀単価の下落を考えると、
減収の葬儀社は減益になっている可能性大だと思います。
グラフ

次に
あくまで私の主観的な感想ですが、会社の姿勢やスタッフのクオリティが
ちゃんとその葬儀社の売上げのトレンドに反映される傾向が強くなってきている
と感じます。
これはつまり、以前に比べてより

消費者がちゃんと葬儀社選びの目利きができるようになってきた
ということなのでは。

昔は情報の非対称性による逆選抜が起こっていたので
(正確に言うと市場の失敗は起きないんですが)
なかなか自分のような良心的な葬儀屋さんには(^^;)
厳しい状況だったのですが、
最近はちゃんとお客様も比較して葬儀社を選んでいるな
という印象です。

どうせ消費者は本当のところは分からないんだから、
っていう仕事ぶりの葬儀社は
健全な市場原理に基づいて退場いただけるようになるのかな
と期待しています。
てことで、個人的な業界展望としては
楽観はしていませんが
巷で言われているほど悲観的でもない、
というか、いい感じでは?
って言うと楽観的ってことなのかな?(^^;)




6件のコメント

昨日のNRT着案件は、「全て国家のレギュレーションに沿って行うこと」との試策で行いました。
そのために、国家検疫局、税関、日本国領事、民政局担当者、国家葬儀協会海外遺体搬送センター職員、葬儀場職員、エンバーミング担当者、医師が立ち会った上での封印作業。(いつもは数名)
その結果、事務手続きで1日、総重量で50~70キロ増加、≒経費上昇により請求額アップ。
確かに、クオリティーが上がり家族への請求額も上がりましたが、個人的には「いつものいい加減なやり方との差が見いだせず、家族負担が増えただけでは?」と考えています。(個人的には間違いだったかもと)≒また、話し合って来ますが

アメリカでも5指に入り、歴代大統領数名の葬儀を行ってきたワシントンDCの葬儀社は、海外搬送のためのエンバーミングは$450(日本円で36,000円弱)で行ってくれます。
そして、仕事は非常にクオリティーも高い。
選択肢が多く、競争原理のあるアメリカでは「ロープライス、ハイクオリティー」も可能ですが、大陸の様な公営しかない場合は競争原理はありません。
「ハイプライス、ロークオリティー」に気が付かない、そんなものだろうと考えている消費者が居る限りは、「しぶとく生き残る」かも知れません。

賢い(?_?)消費者さんは、いろんなホールの見学会にちゃんと足を運んでますね。
まだまだお迎え来ないでしょ?って年代の方もいらっしゃるし(笑)

先月、見学会のPRに伺って「(うちの見学会にも)行ってみるね」と言われた時は嬉しかったです。他2社にも行かれたそうなので。
自分のことは自分で決めたいんでしょうね。

私も他社さんの見学会に結構行ってますが、質問しまくるので絶対同業者ってバレてる(≧∇≦)!!
この仕事まだ1年未満のペーペーだから色々勉強したいんですよね。

因みに、うちの支社は売上↑らしい。少しは役に立ってるのか?会員募集は駄目駄目だけど(ーー;)

prof様
> $450(日本円で36,000円弱
円高とは言え安っ!
マーケットの大きさも安さの要因の一つでしょうか。

locomaco様
> 他2社にも行かれたそうなので。
複数社を比較することから
競争が生まれて
クオリティの向上につながるんですよね!

エンバーミング3万なあ。
アメリカからの邦人遺体の受けは何度かありますが、液漏れこそないものの、口の形や口の縫合、メイクや復顔処置は毎回疑問符です。「えっ?こんなんする必要ある?」と。まぁ防腐は6箇所以上注入なので問題ないですが。

式場、当社も負けてませんよ(笑)
「こんなに素敵なら何回も死ななきゃならないわね」とお客様。
まぁ売上は芳しくありませんが…

エソバソマー様、
アメリカ発ではありませんが、
これメンテナンスしないと面会させられない、
っていうレベルの仕事をみた経験はあります。

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