成人雑誌業界と葬儀業界の共通点

成人雑誌業界と葬儀業界の共通点についての話です。

そもそもエロスとタナトスとは・・・
なんていう高尚な話ではありません(^_^;)

最近コンビニの成人雑誌コーナーの前を通ると
熟女系が多く目に付くようになりました。

これは男性の性的嗜好(しこう)が変わったわけではなく
(いや、そういう嗜好に変わった人もいるかもしれませんが・・)
インターネットが普及したせいで
コンビニで成人雑誌を買うのはおじさん(おじいさん?)だけになってしまい、
その結果その年代の嗜好にあわせた商品にシフトしているのだそうです。

これだけならマーケットの変化による商品戦略の変更なのですが
もっと深刻なのは「草食系男子」という表現が象徴しているように
日本の若者の性欲自体が減退しつつあり
その結果、性行為を行わなくなっているという問題です。

そうなってくると成人雑誌業界のレベルの問題ではなく
ヒトとしての有り様(よう)というか、人類としての存在基盤を
ゆるがす問題だと思うのです。
雑誌
かたや葬儀業界。

同様にインターネットの発達などで
葬儀の簡略化や葬儀単価の下落が起こり、
それにあわせて直葬などの商品が多くなってきました。

葬儀業界の人々にとっては死活問題ですが、
これだけなら葬儀業界内部の話です。

深刻なのは
亡くなった故人を弔いたいという気持ち自体がなくなりつつあるのではないか
という問題です。

そんな傾向をちらほら目にするようになりました。

そうなってくるとこれも葬儀業界のレベルの問題ではなく
ヒトとしての有り様(よう)や、人類としての存在基盤を
ゆるがす問題だと思うのです。

性欲も、故人を弔いたいという感情もどちらも「本能」だと思うので。

成人雑誌業界と葬儀業界はいずれ消えゆく運命なのでしょうか?
消えてもいいですけど、人間としての本能は失いませんように・・・




4件のコメント

>>成人雑誌業界と葬儀業界はいずれ消えゆく運命なのでしょうか?

日本の葬儀は形態が大きな変化を余儀なくされますが存続し、業としての葬儀は現在のシステムや考え方では生き残れる企業(業者)は僅かでしょう。
10年先のビジョンも見いだせない状態ですので、上り坂の自転車(こぐのを止めれば転倒)です。
最近までは下り坂の自転車でしたが、これからは長い上り坂が続きます。

prof 様、業界展望に関して同感です。
> これからは長い上り坂が続きます。
その方が、働いていて楽しいかも(^_^)

皆さまへ

お疲れ様です、お久しぶりです、『故人を弔いたい気持ちが薄れつつある傾向が見える』って本当ですか( ̄□ ̄;)!!?

それは本当に凄い事態ですね、素人の僕も理解できます。まるで『人類の習性』としての歴史を閉じるみたいな・・・

あの世とこの世を分けたからですかね?それとも単純に故人に愛着なくなった?金銭的問題?国内情勢?

この世に執着が強いからですかね?

何か信仰したって無神論者だって、皆先祖代々が温かく見守ってくれてるからこそ・・・
改めて
先祖に『感謝する概念』
て必要だと思いました。

たけさん、コメントありがとうございます。
まー、ごく一部の方で、かつ我々葬儀社が目にするのは一部分だけなんですが、かすかな変化はありますね。

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