高齢者を知るための本 




今回紹介するのはこの本。

ご老人は謎だらけ

 

ご老人は謎だらけ 老年行動学が解き明かす (光文社新書)

佐藤 眞一 光文社 2011-12-16
売り上げランキング : 52315

by ヨメレバ

 

大変面白かったのですが一番興味深かった記述はこれ。

「老人は自分を老人だと思っていない」
ということ。

 

シルバービジネスがうまくいかないのも、ターゲットである老人の主観年齢が
老人ではないからです。服を例にとると、老人向けにつくられた服が老人に売れないのは、誰も自分をその服が似合うほど老人だとは思っていないから

 

ずっと、超高齢社会といわれながら政策が改善されなかったのは、
主体である老人が、自分自身を老人だとは思っていないために、
本気になれなかったから

 

アメリカの老人の主観年齢は暦年齢より15歳も若い
現代人は老いを感じると、暦年齢を主観年齢に合わせるべく、
アンチエイジングに励みます

 

そして老人を老人扱いすると、無力感にとらわれ落ち込んだり不機嫌になったりするとのこと。

 

確かにそう言われればなるほどそうだなと。
思い当たる節(ふし)がかなりあります。
大西

老人に接するときの心得

この本を読んで以来、葬祭業に従事する者として
老人と接するときにより注意を払うことにしました。

 

動線に段差がある場合
「お足元にご注意ください」というアナウンスをお年寄り中心に行なっていましたが、
今ではお年寄りにアナウンスした直後は、
お年を召していない方にも同様にアナウンスをするようにしています。

 

また
これまでお年寄りが階段を下りられる際には、
自分はお年寄り側を向いて階段を降りつつ、
ちゃんと自分はあなたのことを注意して見てますよ、
というサインを送っていました。
しかし今は
手すりは持つけど障害を持っているわけではなくただ筋力が衰えているだけ
というレベルの方に対しては、
平行移動状態でやや先に降りつつ、
何かあったらすぐにバスケットボール選手のようにターンして支えられる体勢にして階段を下りています。

 

 

老人

高齢者は死をどう思っているのか

高齢者は「死」近づいていることに関して
意外と受容しているように見えるが
実際どう思っているのだろう?という疑問を私はずっと持っています。

それに対する考察も述べられています。

 

結論としては
個体差はあるももの
脳や感覚が環境に適応しよとして
それほどのあせりや恐怖は感じないものらしい、です。
現代の日本人には、極端にいえば老年期がなく、壮年期のあとはすぐ、
死と向かい合う時期がやってくるの
老人は自分に都合のよいことしか覚えていない

 

しかも、高齢になって残された時間が短いことを認識するようになると、
気分をポジテイブに保つことが、今後の人生を生きる上で重要になります

 

ケガをすると脳内にドーパミンが出て痛みが和らぐ働きをするようなもんでしょうか。

 

それで最終的には

在原業平のような心境になるんでしょうかね。

終に行く道とはかねて聞きしかど昨日今日とは思はざりしを
(人間最期にはこの道を通って亡くなるものだと聞いてはいたが
それが昨日今日というような差し迫ったものだとは思わなかった。)

それとも佐野洋子さんの晩年の心境か。

いつ死んでもいい、でも今日でなくていい。

神も仏もありませぬ (ちくま文庫)

佐野 洋子 筑摩書房 2008-11-10
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by ヨメレバ

 

この雑誌はいかかがなものか

最近ちょっとなぁ、というのがこの雑誌

 

MADURO (マデュロ) 2014年 05月号 [雑誌]

セブン&アイ出版 2014-03-22
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「ちょいワル」を仕掛けた元LEON編集長の岸田氏が仕掛けたファッション誌です。

 

コンセプトは
「やんジイ」
えーと、「ヤンチャなじじい」という意味らしいです。

 

それってどうなのか・・・

 

「見苦しい」というネガティブな単語が思い浮かんでしまうのですが・・・

 

なんだよ ヤンチャハゲって(^^;)

 

そもそもヤンチャって言葉がどうも好きになれないのです。
よく関西のおっさんが「若い頃はちょっとヤンチャしてまして・・・・」
というのが嫌い。
若気の至りはちゃんと恥じろよ!自慢するんじゃねぇ
と中学高校とずっと髪型7:3で学級委員長をしていた私は思うわけですよ。

 

えーと、話が脱線しましたけど

 

エトロのジャケット着て30歳年下の愛人をオープンカーの助手席に乗せて、
という老人よりも
丸善で買ったばかりの水墨画の画集を大峡製鞄の鞄に入れて
という老人の方がかっこよくないですか?

 

私は後者になりたい。前者でもいいけど。ってどっちだよ。
老人
上記の記事の中で
シルバービジネスがうまくいかないのも、ターゲットである老人の主観年齢が
老人ではないからです。服を例にとると、老人向けにつくられた服が老人に売れないのは、誰も自分をその服が似合うほど老人だとは思っていないから

 

という言葉を引用しました。

 

ということはおそらくご老人の方は
私と同じくMEN’S EX (メンズ・イーエックス)とかメンズプレシャス読むんじゃないのかな
と思うわけですが・・・
確か以前も同様のコンセプトの雑誌があったけど
1年くらいで無くなった記憶が。

 

それにしても
もし今の団塊世代が「枯れない」としたら・・・
葬儀業界もマーケティング戦略を再考する必要があるのかもしれません。
多分今の団塊世代は盆栽などはやらないと思いますし。











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