誰か止めてあげて!

倒産を経験した建設会社の3代目が葬儀社サイトを立ちあげようとしている、という報道がありました。

おそらく、というか絶対、この人普通の人が一生見ることのない地獄を見ていると思うんですよ。
ドキュメンタリー系では「社長失格」ぐらいしか私、読んでませんけど、これも裏切りや絶望やらでかなり追い込まれていますよね。
社長失格

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ちなみに↓この本は学者が幸福もしくは不幸な出来事を金銭価値に変換してみたっていう本なんですけど 

幸福の計算式 結婚初年度の「幸福」の値段は2500万円! ?

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失業って実は配偶者の死よりも損失が大きいんですよね。確かに配偶者の死はいずれは乗り越える方がほとんどですけど、失業はずっと自分の社会的価値を否定し続けられることになるもんなぁ。
ましてや祖父の代からの会社を自分の代でつぶしちゃって、従業員とその家族を路頭に迷わせちゃったら、その心情たるや・・・

そういう苦労をした人だから、今度は絶対に幸せになって欲しいんですが・・・

この新規事業うまくいく要素がどこにもない。

業界初の葬儀見積入札サイト

複数の業者から一括で見積りが取れる画期的なサイトで、

業界初ではないし、画期的なサイトでもない。10年前から価格.comがやっている。そして価格.comですら失敗している。
(参考記事:価格.comの憂鬱 )

県内すべての葬儀社(約600社)は、無料で名称や所在地などの基本情報が掲載され
このサイトでなくても、グーグル検索で出てくる話ですよね。
見積入札に参加すると、一番安い業者の料金と自社の順位が分かり、3時間以内に一度だけ再入札ができる仕組みだ。
これをやるとどうなるかっていうと、葬儀屋は仕事を取るためにできもしない低価格を提示し、仕事の依頼を受けたとたんになんだかんだ理由をつけて追加料金を遺族に請求し出す、というのは目に見えている。
サイトのマッチングで葬儀が行われた場合は営業協力金を頂く。
これもコンバージョン(この場合は仕事になるということ)を追える仕組みをよほどうまく構築しておかないと厳しい。事前相談の紹介もあるだろうし、長期化するし、葬儀屋は嘘つきだし。実際はコールセンターを使った人海戦術になると思うけど。

ネット

そしてここが一番重要なんだけど、この事業で一番重要なことは何か?
集客です。
言い換えると葬儀社系検索ワードでどれだけ上位に上がれるかってことです。
実際はその後のコンバージョンまでの流れとかいろいろあるにしてもまずは上位表示。
そのためにはどうするかっていうと、ざっくり言って
A質の良いコンテンツを大量に供給するか
Bお金を大量につぎこむか
どちらかしかない。

Aは葬儀とIT両方分かっていてライティング能力のある人でないと無理
Bに関してはこの方にはもうそんな費用は残っていないでしょう。仮にあったとしても裕福な個人レベルの金額では、トップの総取りを目指してファンドからお金引っぱってきたり、利益の大半を広告宣伝費に注ぎ込んだりしている先行組とはもう戦えない。

そもそもローカル展開も全国展開もサイト運営コストがあまり変わらないのがネットなのだから、IPアドレスで絞ったとしても埼玉ローカルで戦うのは分が悪い。

ちなみに
15年5月25日に「そうぎの窓口」を設立。 
とあるのだけれど、サイトが見当たらない。そもそも「葬儀の窓口」という同名のサイトが別の事業者で作られている・・・
(T_T)

これで参入してきたのが普通の人だったら葬儀とITなめんな、という姿勢を取る私ですが
(参考記事:先日の記事の続き、葬儀のクラウドファンディングサービスは成功したか? )
 この人に関しては本当に幸せになってほしいのだけれど・・・
何か勝算はあるのだろうか? 




13件のコメント

こういう方を取材して、記事にする記者のメンタリティがわかりません。
いまだ、葬儀業界はイロモノ扱いで、なんでもありなんですね。

上場会社がいくつかでき、情報公開も進んでいるので、ちょっと調べればビジネス的には普通の業界になっているし、企業や創業者のキャラクターも常識的な物差しをあてれば、ある程度判断できるはず。

QP人形 様
おそらくあと30年は言ってると思います。

★は記者の情報収集、分析力に対して。
いくら葬儀とIT分野に無知だとしてもひどい。PR記事かもしれませんが、これではマイナス評価になりそうです。

さらに突っ込みを入れると、月1万円の有料会員、3時間以内の回答という設定も
売り上げに対する割合が高い、時間内に回答できる人がいないなどの問題で
このサービスを使いたがりそうな零細事業者ほど大きな重荷になりそうです。

私でしたら、BtoB路線をとりますが。

しかもこれ「埼玉新聞」というのも突っ込みどころです(笑)
(小さなお葬式の親会社は ご存じ・・・)

元平○人民 様
この方自体は気の毒な印象なので、なんとか手堅い商売を始めて欲しいのですが・・・

まだまだ居ますよ、予備軍が。
http://shiinoki.co.jp/eq/invest/detail/?id=1726
個人的には「かなり「fuzzy」なので、「high risk low return」(むしろ no retunか?)。

どこかの起業セミナーやコンサルタント達が、「葬儀は右肩上がりの有望業」なので、
いわゆる「起死回生組や一発屋組」が甘い香りに釣られて。
今の「終活業界」も、かなり胡散臭い部類がウジャウジャと。
歌舞伎町の「優良風俗店紹介所」みたい。(平気で、ババアのデブでブスの店を紹介)

因みに、三日坊主さんの奥さんは23歳も年下。(だからブラック・ナイト ⇒ BK)

prof様
>http://shiinoki.co.jp/eq/invest/detail/?id=1726
自分の貯金が100億円あっても投資は無理です。

何でもアリになった世の中。

>「葬儀社に代わってお寺が、ご遺体の搬送から祭壇設営、火葬場の予約等、
葬儀・納骨・永代供養まで、全てを担います」と、寺院のHPトップに!!
http://kenjuin-sougi.com/blog/archives/990
自ら「カネ儲けに走るより、布教活動を」。(売れる墓地が無いので葬式で?)

ついでに、「AERA」の最新葬儀社ネタ。
http://dot.asahi.com/aera/2016081200126.html
内容的には信憑性は低く、かなり偏重的。

これからも高齢者や葬儀、遺体に「群がる輩」は無くなりません。
唯一の経血策は「法制化」だけですが、これも可能性は”ゼロ”。

何か、人気ランキングみたいになって来た。
https://sougi.guide/ending-planner/ranking/
https://sougi.guide/
職員の競争心を煽る事は重要ですが、「評価のための葬儀」にならなければ良いが。

教育においても「テストの点が1番の生徒が、1番の頭の良い生徒ではない」ことは
度々あり、テストが得意な生徒と、テストは不得意だが優秀な生徒の見極めが大事。
テストの点が良い生徒は「テスト対策は上手いが、テストに出そうもない問題には
無知」である場合も多くあり、「問題発生時の対応がダメな事も見られます」。
(質疑応答で、「教わっていないので分かりません」と平気で答える)
テストの結果は「評価の1項目に過ぎず」、向学心や研究心、探求心が大事。
(東進の林先生の様に多岐に渡り試験に出ない部分でも、優秀なヒトは珍しい)

>「エンディングプランナーは、葬儀のトータルコーディネーターです。葬儀社や地域によって葬祭ディレクター*、葬儀ディレクター、葬儀プロデューサーと呼ぶこともあります」
との話し。
https://sougi.guide/whatisendingplanner

個人的には、「資格や名称の増加は、消費者にとって困惑」であり、業界としても
大きなマイナス。
エンディングプランナー(JAも独自に創っている)は「葬祭ディレクター」の事?

prof様
>何か、人気ランキングみたいになって来た。
結局アーバンさんもあちら側に・・・

ビジネスとして考えれば、「無知な人達(多くは高齢者)からの斡旋利得」は
正解であり、金儲けとしては成立します。(成功するかは別の話し)。

これと同様に、日本は冠婚葬祭における「ショー・ビジネス化が最も進んだ国」であり、
冠婚葬祭業における「パフォーマンスが占める利益が大きい」のも事実です。
食品などの「身体および生命」に関する物に関しては、世界でも類を見ないほど
厳密で安全性を求める賢い国民が、冠婚葬祭となると「バカになります」。
これは、業者側だけの問題ではなく、「宗教帰依の少ない国民性」ゆえの結婚式や
葬儀の本来の目的や意義よりも、「パフォーマンス(ショウ的意義)」を優先した
ためです。

確かに、宗教や殯、葬と言った本来の意味や意義に沿った「地味な葬儀」よりも、
「派手な演出の葬儀」の方が家族や参列者の評価も高く、利益も大きくなります。
ビジネスである以上は、「高評価、高利益」を優先するのは企業や経営者としては
当然の選択ですが、「評価や利益を優先するあまりに、逸脱」が生ずる危惧は
拭いきれません。

個人的には「くら友のTVCM」は秀作であり、喪主よりも「前に出たがる者」の多い中で、
「この様な葬儀従事者がいれば」と思わせます。(若くて綺麗な娘は現場にはいないが)
http://www.kurashinotomo.jp/sougi/about/cm/  (風間杜夫より良い作と思う)

prof様
>若くて綺麗な娘は現場にはいないが
異議あり!ウチは若くて綺麗な娘しかいません!(ただし主観で)

くら友さんの「スペシャリスト」、TVCMの娘とかなり違いますが!?
http://www.kurashinotomo.jp/sougi/about/staff/
実は「くら友」さん、蒲田の泥臭さが新横浜に行ってから無くなりました。
おそらく、「企画」に優秀な人材が揃ったのでしょう。(未だに本社は蒲田ですが)

くら友は他の互助会と異なり、「面白い部分があります」。
一般の冠婚葬祭互助会は「個人会員」がターゲットですが、くら友は発生時の
流れもあり「事業者や従業員」に重点を置いた施策が見られます。
ホテル(旅館)を5軒所有していますが、2件は「結婚式場型」(葬儀の参列者も利用)、
1軒は「一般宿泊施設」(奥日光)、残りの2軒が「互助会会員専用保養所」です。
http://www.kuratomo-travel.jp/sagano/
http://www.kuratomo-travel.jp/sengoku/

日産等の企業との契約があるので「契約企業の保養所」としての機能があり、
契約をした企業にも互助会にも「Win・Win」の関係となります。
これは、「個人を対象とした冠婚葬祭互助会」ではなかなか思いつかない作戦。
KKR(国家公務員共済組合)や東京都職員共済組合、JP(警察共済組合)等と
契約を結び指定業者になると「かなりの仕事が来る」様に、対個人営業よりも
遥かに”オイシイ部分”もありました。(今は、少々疑問ですが)

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