gooと心に残る家族葬を行う葬儀アドバイザーが流すデマ

gooと「心に残る家族葬を行う葬儀アドバイザー 」がデマを流していたので修正しておきます。
この記事の趣旨をまとめると
・病院スタッフの故人への拘束行為は棺に納めるために行っている
・棺に入らなさそうな姿勢の場合、病院スタッフによって体をむりやり曲げられる
・場合によっては棺にうまく収まるように生前からリハビリを行うらしい

全てウソです。

ちなみにこの記事で解説しているのは
「専門家」の「心に残る家族葬 葬儀アドバイザー」
おそらくこいつ(こいつら?)の正体はご遺体に触れたことのない、ネットで調べたことをコピペするだけの三流ライターでしょう。

ちなみに以前このサイトのライターの一人にこういう態度をとられたことがあります。
(参考記事:ある葬儀ライターを問いただしたところ・・・

by カエレバ
事実は以下の通り
・病院関係者は納棺時のことなどほとんど考えない。
・拘束行為は好ましいことではなく、行わない病院もある。
・顎周りの硬直は死後1~3時間後に始まるので、口腔内処置をしたあと固定する必要はある。
・ただしバンド系固定具を使ったままだと顔に跡が残るので、ちゃんとした葬儀屋さんは安置後、顎下を綿花などで押さえた後はすぐにバンドを外す。
・安置後合掌バンドを使用し続けると浮腫状態が継続し、またドライアイス処置の際、手が凍傷を起こすので合掌をほどく。
・だから病院での合掌固定はあまり意味がない。強いて言えばストレッチャーへの移し替えの時に腕が垂れない程度の効果。
・上腕と指の筋量は少ないので死後硬直状態でも納棺時に再度合掌させることは難しくない。
・逆に生前から屈曲している体の場合は、死後無理に伸ばそうとしてもできない。
その場合は納棺時に体の下に詰め物をして顔が正面を向くようにする。基本的にこの方法で対応できる。むしろ困るのは過度の肥満の方。
・全身の死後硬直は2日後くらいから弱まり始め4日後にはほぼなくなる。
・生前に納棺目的でリハビリなんかするか!故人、病院関係者、葬儀屋に謝れ!

 

こういうデマを書いてまで小銭が欲しいのでしょうか。どこまで卑しい連中なんだろう。
せめてこの本のP126~を読め。

 

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11件のコメント

手関節部の拘束と顎のバンド等での拘束や固定は禁止しました。
東京等の都市部ではかなり浸透しており、遺体への拘束と綿詰めはしない施設も
多いのですが、全国で見ると未だに「40%程度」でしょうか。
特に地方では未だに「合掌」に拘る地区もあり、改善策を造りました。
既に製品は出来ていますが、メーカーとしては特許や実用新案を視野に入れて
いる様なので、未だに販売の目途は立っていません。

むしろ、厚労省の通知に基づき造った物(こちらは5月に特許出願済み)ですので、
秋頃には医療現場で一斉に使われると思います。
死後の処置セット(エンゼルケア・セット)も全廃して、一気に内容が変わります。

手関節拘束による手背浮腫や皮下出血は「必発」ではなく、後期高齢者女性に多い
との特徴があります。
心臓が停止して血液循環が停止しても、血液よりも比重の低い体液(組織間浮遊液)は
緩やかな移動を行います。(後期高齢者女性は総蛋白質、特にアルブミンやグロブリン
が低いので、比重も低い上に血管透過性が高いので問題が出やすい)
多量の補液後も希釈により比重が低下しているので、死後悪化が出やすいと。

新しい終活の提案氏、「硬直と硬縮」が解っていない。
棺桶に入って、よく考えましょう。

よくもまあ、知能の低い想像でこんなこと書けますね~最近はこっちのほうでは病院も合掌固定しなくなったけどなぁ

生前矯正する労力に対して死後棺に納めやすいとかメリットない・・・。

え?なんだっけ?って昔のやり取りクリックして
クソリプですってのやつ見て、もう一回イラっとした(笑

prof様
完璧なコメントありがとうございます。
>棺桶に入って、よく考えましょう。
オチもgoodjob!です。

かかし様
こういう人達がガセネタをまき散らしているという・・・

昨年施設で亡くなった祖母は、両手首をレースの付いたゴムバンドで
留めてありましたが、それって昔のやり方ということなんでしょうか?

話は変わり、西本願寺に行ってまいりましたが、全面カーペット敷きの
椅子席になっておりました。昨年行った際は一部に椅子があったのみでしたが、
これも改革のひとつ?
また、境内に大きなガラス張りの建物が建設中でした。使途は不明です。

はっちゃん様
>境内に大きなガラス張りの建物
なんですかね、気になりますね。

現在の医療施設では「根拠(evidence)重視」であり、科学的かつ論理的に証明出来ない事は排除して、「行わない傾向にあります」。
そのために、医療機関で死亡した遺体には「根拠がない処置、遺体に侵襲を与える
行為は行わない」と指導をしています。
そのために、「遺体への綿詰め、手首と下顎の拘束は行わない」ことがスタンダードと
なりつつあり、大都市圏の医療機関の多くは取り入れています。
地方の医療機関でも、「私が飲み歩くエリア」では廃止傾向にあります。

遺体への綿詰めや手首と下顎の拘束は「習慣であり根拠はほとんどありません」。
末期の水、北枕、左前、結びきり等の「根拠の無い行為は」は基本的には行いません。
その反面に、死亡退院後の遺体の悪貨を抑制させるために「死亡直後からの
クーリング」に重点を置いて処置をします。(今秋から一気に加速する)
これは、平成移行に増加した「遺体の悪化対策」であり、死亡時病態変化に対応
するための一環です。(死亡直後の死後入浴も同様で、増加させている)

手首には親指側の橈骨と小指側の尺骨があり、この端である橈骨下端と尺骨下端を
結んだ手背側を拘束または圧迫をする行為は「禁忌」であり、禁止しています。
そのために、バンドや包帯等で手首を拘束すると、この禁忌部位を圧迫するので
「最悪の状態を引き起こすリスクが高まります」。
既存の「合掌バンド」は全てが「ハイリスク」であり、使用は減少しつつあります。
ただし、地方の医療機関や意識の低い医療機関、福祉施設では未だに「根拠意識が
低く」、詰め物や拘束をしているのも事実です。

実は、厚労省通知で「患者さんの死亡時の処置に使用した材料費は、患者さんの
家族(関係者等)に請求しても良い」となり、「物を使えば利益が出る」(葬儀業界同様)
とのバカな状態もあり、事務職が看護師に対して「物を使え」と指示をしています。
簡単に言うと、「1,000円で仕入れた遺体用の物を、家族に3000円請求」をすれば、
2,000円の利益が出ます。(現場は反対をしているが、強欲な事務長辺りが使えと)
傾向的には改善が進んでおり、国内で第1位と第2位のメーカーは「廃止」を決めて
おり、「今冬には一気に改革が始まります」。

合掌をさせる目的の「対作品」も出来ていますが、商品としての販売は微妙です。
下顎も同様で、「手首と下顎の拘束禁止」が進んでいる中での商品販売は
「先がない」ので、実用新案だけを押さえて終わる可能性もあります。
特に、手首固定帯は「性能が良すぎて儲からない」ので商品化は躊躇しています。

また、医療現場でも「治験(遺体なので治はおかしいが)」をしている薬品で、
「飲んでも食べても安全な、遺体処置薬剤」もありますが、こちらも「儲からない」
(安く手に入り、1遺体で数十円しか必要がない)ので、悩んでいます。
葬儀現場では「良い結果」が出ており、即実用性はありますが。
勝手に特許申請をされるのも癪ですので、医学誌か看護学誌に発表をして
「周知の事実」として、特許申請をさせない様にするかも知れません。(11月頃?)

「味の素の空き瓶等」に入れて、遺体の出血部位や漏液部位、損傷部位に
振り掛ければ、10分程で「問題解決」。(水に溶かして噴霧すれば消臭剤)
問題点は、「材料原価が安い」ために良心価格になってしまう点。
葬儀屋さんの様に「マシマシ、メガ・マシ」が出来れば良いのですが。

prof様
>未だに「根拠意識が低く」、詰め物や拘束をしているのも事実です。
これで病院のレベルが分かるかも、ですね。

prof様
gooの与太記事と比較してこのコメント欄の濃さ!

エンゼルケアで病院のレベルを図るのは無理です。

独裁的な看護部長や師長がいる場合、時代遅れや無能な看護部長や師長がいる
場合、事務職が「やたらと口を出す病院」では、根拠の無い時代遅れな処置を
しており、これイコールがレベルとは言えません。(管理職や幹部が悪いだけ)

ただし、師長や看護部長の中でも「新しい、正しい知識」を求める機運は高くなり、
多大きく改革が出来る時期になりました。
東北や日本海側は相変わらずですが、大阪では目を見張る変化があります。

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