以前家入一真氏が葬祭業に食指を動かしている旨のツィートをしていたことがありました。
クソゲー、カレー屋、からの葬儀事業打ち合わせ。変な話これから20年は伸び続ける市場だし、面白い(失礼)と思うな。死は誰でも訪れる。不謹慎なものと捉えるんじゃなく、どう生きてるうちに向き合うか。そんな僕だって明日生きてるかどうかなんてわからないし、ね。
インターネッ党(打ち込むのも恥ずかしいわ)で選挙に出馬したものの若者煽ったわりには・・・・的な印象で、
私の中ではあまり誠実ではない人というイメージを持っています。そのためちょっと心配していたのですが・・・
遺骨を肥料として花を育てる
そして先日リリースされたサービスがこれ。
メメントモリ
遺灰を肥料として花を育ててその花を加工して届ける
というサービスのようです。(家入氏は取締役として参加しています)
確かに斬新です。樹木葬から発想したんですかね。
焼き畑農業みたいな葬儀ブローカー業始めて葬儀業界の悪口散々言う、
みたいなビジネスモデルじゃなくて一安心です。
さて思い浮かんだ懸念事項が2つ。
一つは需要があるかどうか。
葬祭業の新商品って半歩先取りくらいだといいのですが一歩前に出てしまうと、消費者が付いて来られないことが多いので。
先行で似たものというと遺骨からダイヤモンドを作るサービスがすぐに思い出されます。
しかしヒットしているという話は聞きません。
多分こういうのを依頼したいのは女性のケースが多く、必然的に先になくなった夫の遺骨を使うという構図になるはずなのですがそこまで夫を愛している女性が少ないのが原因ではないかと(^^;)その点、今回のサービスはペットの遺骨も対象としているのでその分需要はあるかもしれません。
もう一つは墓埋法(墓地、埋葬等に関する法律)的にはOKなのか、という問題。
墓埋法とはざっくり言うと、お骨を埋めるんならお墓にね、という法律。お骨を墓以外の場所に撒く散骨は節度をもってすればOKというのが法務省見解。
サイトを見るとどうやら種と遺灰を一緒に「埋める」みたいですね。仮に墓の敷地内で行なうなら墓埋法上はセーフかもしれません。しかし販売用の植物を栽培するとなると農地扱いになりそうな気もします。
土地関係の法律に疎いんでこのあたりはよく分かりません。
当然その辺りの法的な問題はクリアーした上でのスタートアップだとは思うんですが・・・
経緯を見守りたいと思います。
追記
その後、なぜかペットの骨も扱おうという主旨で、家入氏のクラウドファンド CAMPFIRE で資金を募ったようです。すでにサービスに組み込まれていたと思うのですが・・・
【魚拓】お花が育てられるペットのお墓。死後の選択肢を増やす「OHANA」 – CAMPFIRE (キャンプファイヤー)
ところが5万円程度しか集まらず、失敗した模様です。
さらに追記
2020年5月19日追記
サイトがバージョンアップされていました。
【魚拓】Q&A よくあるご質問 | メメントモリ MeMentomori
Q:違法性はありますか?
A:違法性はありません。
日本の墓地埋葬法では、節度を持って行えば遺灰を私有地で土に還すことを違法とする法令、前例はありません。
ちょっと日本語がヘンなのですが、要は問題なし、との認識なのでしょう。
でもこれは拡大解釈しすぎではないでしょうか。
この解釈が成立するなら、勝手にじぶんちの庭に遺骨をうめてしまって、そこに花の種をまいちゃえば問題なし、ってことですよね?
散骨は普通に行われるようになりましたが、「節度を持てばOKという解釈」は実はかなりグレーゾーンです。
(参考記事:散骨の法律的課題)
散骨に比べて実行のハードルが低いので、みんなが勝手にマネしたら困る、って行政は思うんじゃないですかね。
企業としてスタートさせる以上は、法律のチェックはやっているはずですが、でも家入さんだしなぁ・・・
(2021年3月3日追記:現時点でサイトは消滅していることから、この1年で撤退したようです。)
㈱ メメントモリ の構成者が面白い
まずは代取
https://twitter.com/shiratori_twit
取締が 家入一真氏
そして、渡部正教氏
渡部氏はあの「シニアコミュニケーション」の渡部氏?
それとも、同姓同名?
そして、㈱ I社との関係は?
パソで登記事項を見てみます。
尚、墓埋法的にはOKです。(焼骨の一部使用)
また、節度を持って行えば「違法とする法令、前例はありません」。
植え付けと刈り取りを「家族に行わせて、サポート」と考えれば
こちらも「違法とは言えません」。
アイデアは面白いですが、ビジネスとしては少々厳しいかも。
prof様
㈱ I社???
メ社の所在地はI社の事業所です。
元シ社の山崎氏も会社を興したようです。
物理教師さんの商圏ではありませんが、イニシャルで。
厚労省が規制緩和に絡み「S県に1,017床の容認」を出します。
S県としては「大学病院を増やす計画」であり2校が候補となっています。
J大学とN大学が候補であり、J大学の場合はS市のM区またはI区に800床の
病院と大学院を、N大学は医学部を創設して別のS市に600床病院を計画。
N大学は医学部新設には200は必要であり、玉不足から文科省が認可しない
可能性が有ります。
S県の元知事T氏は現厚労副大臣のT氏の実父であり、現厚労副大臣は
互助会議員連盟であることから、J大学やN大学は互助会が指定業者?
S市は「ひらがなS社とカタカナS社が強い」(共に互助会)エリアであり、
もう一方のS市は{ひらがなS社」の強いエリアです。
他の大学指定実績を見れば「両方ともひらがなS社」でほぼ決まりです。
2015年にはS市のS駅近くに約950床の病院がオープンしますが、
「指定業者基準書」を見ると、どちらのS社が獲ってもおかしくない状況ですが、
この病院は1社指定ではなく「実弾禁止病院」ですので。
実際の遺族にこのサービスの概要を話してみました。
「要らん」とのことです。
prof様
毎回思うのですが、この情報はいったいどこから(^^;)
はっちゃん様、
確かに大ヒットしそうな感じはしないですよね。
役所は情報の宝庫です。
「〇〇の△△です、元々は**の□□に居ました」で、多くの未公開情報が得られます。
こちらからも、Barterで情報も出しますが。
「あまさがり」が無くならないのには、これらの理由もあります。(通称 互助会制度)
prof様
なるほど・・・
一歩前に出てしまうと、消費者が付いて来られないことが多いので。
最近は少なくなりましたが一時期、それ売れると思って作ってんの?って業者の営業が
多かったのを思い出しました。
湯灌も綺麗になるので個人的には好きですがキャッチコピーが
お風呂が何よりの供養です。って言われても・・・。
かかし 様
>お風呂が何よりの供養です
なによりかどうかは議論の余地有りですね(^^;)