自殺志願者との対話
以下、創作です。 ************* 「私が自殺したらどうなるの?」 Nさんは淡々と私にそう聞いた。 ある日、葬儀の事前相談の依頼が入った。 60歳くらいの男性で、死に関する教養があって経験豊富な担当者をお願いし...
以下、創作です。 ************* 「私が自殺したらどうなるの?」 Nさんは淡々と私にそう聞いた。 ある日、葬儀の事前相談の依頼が入った。 60歳くらいの男性で、死に関する教養があって経験豊富な担当者をお願いし...
新しく買った極薄の財布が、いい感じという話です。 葬儀担当者は財布を持ち歩かないといけない 葬儀担当の日は、常に財布を持っておかないといけません。 お葬式が終わると、そのまま遺族と一緒に火葬場に向かいます。 火葬場に到着...
今回は、今後認知症の方が増えてくることによって、葬儀屋さんの業務にも支障がでてくるだろうという問題提起です。 ある事前相談でのできごと 先日葬儀の事前相談をするために、身寄りのいないお年を召した女性のご自宅を訪問しました...
(この原稿を書いて一週間経って読み返しています。今は冷静ですが、怒りを覚えた時の気持ちをそのまま書き残すことにしました。) クズという汚い言葉をタイトルにつけて申し訳ありません。 でも、他にあの人達を形容する言葉が見つか...
葬儀業界でも新卒採用活動の季節がまた巡ってこようとしています。 早いところはもう12月から会社説明会を始めています。 採用活動に熱心なところが意外とブラックだったりするのが、葬儀業界の難しいところですが。 さて葬儀業界の...
最近終活ブームのおかげで、遺(のこ)された本や衣服などのモノをどうするか、ということに世間の意識が向けられるようになってきました。 しかし一方で、デジタル機器やインターネットが生活の中に完全に入り込んでいる割には、使用者...
ひさびさに週刊ダイヤモンドで葬儀特集が組まれました。 互助会、特にメモリードがやばいことになっています。 互助会がやばい 過去週刊ダイヤモンドの葬儀特集では的外れな企画や間違った記事が多く、このブログでも結構ネタにさせて...
さて2020年、あけましておめでとうございます。 早速ですが、炎上覚悟で今後10年くらいの葬儀業界予想をいたします。 キーワードは「寡占化(同一産業内で、少数の大企業が、その市場を支配している状態)」です。 消えゆく料理...
今回紹介する書籍は「ある日突然オタクの夫が亡くなったら? 身近な人が亡くなった時にやるべきこと、起こること」 僭越(せんえつ)ながら私はおそらく日本でも有数の終活本の読み手だと自負しています。そんな私が2019年今年読ん...
今回は3年前にお亡くなりになった編集者兼ライターのOさんの話をします。 Oさんに初めてお会いしたのは私が葬儀業界に入って4年目の頃です。 当時、彼はビジネス書を出すためのネタ集めをしていて、ひょんなことから私がインタビュ...