「遺体と火葬のほんとうの話」はおすすめ




今回紹介するのはこの本
遺体と火葬のほんとうの話 佐藤 信顕

葬祭系No.1で話題のYouTubeチャンネル『葬儀・葬式ch』がついに書籍化!

佐藤 信顕氏について

佐藤氏は早い段階からブログや書籍の執筆などをされていた方だったのですが、数年前から始めたYouTubeが好評で今回書籍化されたようです。
世間にはびこる間違った情報を正したいという志には大いに共感します。佐藤氏が葬儀屋YouTuberというポジションを確立されたことは、特に若い視聴者にも情報を届けることができるので、葬儀業界にとっても良いことなのではないでしょうか。
佐々木悦子の替りにバラエティ番組などにも進出されることを期待します。

YouTuberにもよるのでしょうが、リリースまで結構大変だと想像します。
私も社内の教育用動画を制作していますが、構成考えたり、撮り直しをしたり、編集入れたりするのは結構手間です。
それから業界内の人間に顔さされる(「あの人、どこかでみた」っていう反応)のも面倒くさいのではないかと。
一般の人は風景としてすぐに忘れてくれますが、業界内の人にはフォーカスされますからね。

評価ポイント

さてこの書籍で、一番評価したいのは神奈川県警の悪口ですね(笑)
良くぞ言った!という感じです。
ある意味仕事相手でもある警察批判はなかなかできることではないので、
ここだけで二重丸をつけたいですね。

できれば都内の民営火葬場東京博善の心付けも批判してくれたら三重丸なんですが、そこは無理ですかね。(もしかしたらYouTube内で言っているのかもしれませんが)

指摘箇所

書かれていることにはおおむね同意するのですが、以下の3点は指摘しておきたいです。

・ドライアイスは10㎏では足りない(P21)・・・故人の体格が大きいケースや状態が良くないケースを除いて、私の場合これまで10㎏で問題を起こしたことはありません。それから重点的に冷やす対象に脳を入れていますが、これはあまり意味がありません。詳しくは伊藤先生の著作をどうぞ。

・採用しても、志が高ければ高いほど辞める(P52)・・・確かに正しくて弱い人が最初につぶれる傾向がありますが(参考記事:コメント欄に質問をいただいたので・・・ | 考える葬儀屋さんのブログ))最後に残るのは志が高い人です。採用と教育に関わって200人以上面接してきた経験から断言できます。就職希望者に対して求めるものや、セグメントが違うのかもしれませんが。

・いくら貧しくとも生前生活保護を受けていないと(葬祭扶助を目的とした)お金は支給されない(P157)・・・いえ、支給されます。生前生活保護を受けていなくても申請者がいれば生活保護法を根拠として支給され、申請者がいなければ地方自治体が負担します。

その他真偽のほどが不明な点がいくつかあります。学術書ではないので仕方ないのですが、出典や根拠が明示されていればなお良かったと思います。

というわけで、本屋さんで見かけたら是非手に取ってみてください。











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