株式会社「よりそう」がクズである理由




(この原稿を書いて一週間経って読み返しています。今は冷静ですが、怒りを覚えた時の気持ちをそのまま書き残すことにしました。)

クズという汚い言葉をタイトルにつけて申し訳ありません。

でも、他にあの人達を形容する言葉が見つからなかったのです。

株式会社「よりそう」(旧:みんれび)は葬儀ブローカーです。葬儀ブローカーとはインターネット上で葬儀屋さんを探しているお客さんを集客して葬儀屋さんに紹介し、紹介手数料を得ている連中です。
このビジネスモデル自体は問題ありません。楽天だって似たような仕組みです。

問題は葬儀ブローカーに企業モラルがないことです。

ビジネスモデル上、運営するサイトが、葬儀に関するワードの検索結果で上位に表示される必要があります。そのためには、お葬式に関する情報提供をしなければなりません。しかし元々彼らは、儲かりそうだからという理由で参入してきたウェブ制作会社やアフィリエイターの連中に過ぎません。
(ちなみによりそうの創業者はアフィエイター出身です。 参考記事:みんれび(現:よりそう)社長芦沢雅治氏の発言のデタラメぶりと葬儀屋に対する敬意のなさについてツッコミをいれてみる | 考える葬儀屋さんのブログ

彼らはお葬式の実務のことなど全く知りませんし、興味もありません。

葬儀関係の検索結果に上位表示されるのなら、内容が正しいか、読み手の役に立つか、オリジナリティがあるかなどどうでもいいのです。

できるだけ簡単にすませるために、彼らはネットから引っ張ってきたパクリ情報で記事を量産します。調査などまったくせずにコタツに入ったままで書けるので、コタツ記事と呼ばれています。

私のブログも何度か盗作被害にあいました。
(参考記事:私のブログ記事を盗作した「ポート株式会社」はすぐに該当記事を削除しなさい | 考える葬儀屋さんのブログ

WELQの盗作騒動以降、丸パクリというのは珍しくなりましたが、それでも書いた本人にしてみれば、ああ、自分の記事が使われているなということは分かります。

特に私の場合、一見ありきたりの葬儀マナー系の記事でも、これまで他の人が言及していない視点をあえて混ぜるようにしています。そして他に同じ内容の記事がないかチェックしてからリリースします。そのためリリース後、誰かに使われたら、すぐに気づきます。

私もいちいちネットパトロールしていられないので、いずれGoogleのアルゴリズムがオリジナルを評価してくれる仕組みになってくれればいいと静観していました。

でも、今回の「よりそう」のやり口にはさすがに頭にきました。

「葬儀 自殺」というワードで検索してみてください。

人によって表示される検索順位は若干違うと思いますが、検索結果の2位は私が東洋経済オンラインに寄稿した記事、4位は私のブログ記事です。(2020年1月22日現在)

そして1位に入っているのが「よりそう」の運営するサービス「よりそうのお葬式」のサイトに掲載されている、自殺に関する記事です。
自殺された方の葬儀や手続き|葬儀・葬式なら【よりそうのお葬式】

葬儀実務に関する箇所を読み比べてください。「よりそう」の記事は私の記事を要約しただけのものです。
自殺に関する葬儀実務を体系的に書いた記事が他になかったからでしょう。

私の記事は2011年に書かれたものです。そのため私の記事中の

・日本での年間死亡者数は毎年およそ120万人
・自殺者の割合はおよそ3パーセント

という約9年前の古いデータを、「よりそう」はご丁寧にそのまま使っています。
「よりそう」の記事が掲載されたのは2019年なのですが。

私がこの記事を書いた目的は以下の通りです。

・大切な肉親が自殺してしまって、途方に暮れている遺族に役に立つように
・遺族の役に立ちたいがノウハウが無く困っている現場の葬儀屋さんの役に立つように
・そして、本当にわずかかもしれませんが、この記事を読んで周囲の大変さに気づいて自殺を思いとどまってくれる人がいてくれたらいい

だから結構力を入れて書きました。

「よりそう」のスタッフは、コタツ記事で、自殺という当事者にとって極めて深刻なテーマを扱うことに、何の抵抗もなかったのでしょうか。

伝えたい本当のことなんて何もないのに、この記事を読んだ自殺者の遺族から仕事が入ればOKなんですか。

私の記事の真似をしてエンバーミング(遺体修復処置)をしろと書いておきながら、あなた達が紹介する葬儀社の中でエンバーミングができるところなんてないですよね。

本当に人間のクズだとしか言いようがありません。

WELQ騒動の時には、自殺念慮に関する検索ワードからアフィリエイト広告を経由させて、全く関係の無いサイトに引っ張っていたことが強い批判を浴びました
「死にたい」検索トップの「welq」の記事、DeNAが広告削除 「不適切」指摘受け – ITmedia NEWS

肉親が自殺して途方に暮れた遺族の気持ちを踏みにじることになっても、よりそうにとっては儲かればどうだっていいんでしょう。

なにが「よりそう」だ。

クズ野郎。

天罰が下ることをお祈りしています。











8 件のコメント

  • 小さなにいっとき加入していたのでわかりますが、儲けるためだけに参入し、業界をしっちゃかめっちゃかかき乱して葬儀業界の質すら落としにかかる。しいては日本の不景気を加速させますし、働き方改革とは真逆な方向に更に加速します。ロクなもんじゃないです。強い言葉で書いてくださってスッキリしました。
    当社は何年か前からローカルラジオでお葬式についての番組を放送しているのですが、たまに来る質問で、HPに載っている〇〇プランについて教えてください!とか来るんですが、うちはプランはないのでおかしいなと思ったら葬儀ブローカーのHP見て勘違いしてたり。そのHPの葬儀知識〜みたいなのも結構間違ってますしね。とにかくこの自殺の記事は酷いですね。
    超えては行けない一線を10kmくらいオーバーしてます。
    なかなかどうして肥溜にも劣る会社ですね。

  • よりそうの記事のパクり方、モラル有りませんね。私も文章系の仕事してるのでお怒り分かります。
    今、あの会社のHPを、改めて見ましたけどひどいですね。検索キーワードやHPの目立つろ所に『NHKで紹介された』とかありますけど、細かく見たらパンフレットが1枚5年前に紹介されただけのようですし、『お客様満足度97%』と『業界最大級No.1』とあるのも、根拠は自社調べのアンケートじゃないですか(笑)しかも、去年6月に景品表示法違反で命令受けてるのに。もう、消費者庁も何してるのかわからないので、政治家に陳情に行こうかとすら感じました

    • nabe様
      コメントありがとうございます。
      葬儀ブローカー業のトップを走っている「小さなお葬式」のやり方が無法状態なので、2番手以降も汚いことやらないと置いていかれる構造になっています。消費者が大金払う商品なので、金融庁並みとまではいかなくても、もうちょっと行政の指導を行って欲しいです。

  • なるほど!そんな形になっていたんですね。それは意外でした。私はお坊さん便で、よりそうを知って、業界全体の事はあまり知らなかったので。いずれにせよ、行政マターの議論で考えないと、ダメかもしれないですね。その辺り、東洋経済か、あるいは、アゴラなどの政治系をよく扱うメディアで、ぜひ、記事にしてほしいです!とか、勝手なリクエストを書いてしまいました(笑)

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