「ゼロ・トゥ・ワン」を読んで葬儀業界にイノベーションを?




今回ご紹介するのはこの本。

ゼロ・トゥ・ワン―君はゼロから何を生み出せるか

ゼロ・トゥ・ワン―君はゼロから何を生み出せるか

ピーター・ティール,ブレイク・マスターズ NHK出版 2014-09-25
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新しい何かを創造する企業をどう立ち上げるか。スタンフォード大学起業講義録。

第230回 「ゼロ・トゥ・ワン」を投資の観点から読む | 山崎元「ホンネの投資教室」 | 楽天証券

さて葬儀業界におけるゼロ・トゥ・ワンは何だろうと考えてみました。
それ以前に葬儀業界って限定している段階で
本当は課題設定を間違えているわけですが・・・

とはいえ葬儀について語るブログなのでその点はご容赦を<(_ _)>

ゼロトゥワン

この本のおもしろいところは
競争を否定し、独占企業であることを勧めていることです。
となると頭に浮かぶのは「火葬」関係、
もう少し大きく捉えると「遺体処置関係」でしょう。

Googleなど独占企業のうまみを自覚している企業ほど
独占していることを隠そうとするらしいです。
そういえば昔ある民間火葬場のスタッフが
「いやいや、うちなんて、火葬は全然儲かってなくて、式場使用料でなんとか・・・」
と言っていたな(^^;)
IR情報によるとROEの高さは笑ってしまうくらいなんだけど。

また遺体処置関係は
葬儀という文化が仮に廃れたとしても、
人類が不老不死にならない限り需要が永久に存在する。

やはり目をつけるならここでしょう。

葬儀屋の世界が完全な自由競争であるのと
対照的ですね。
本書でも
「完全競争下では長期的に利益を出す企業は存在しない。」
「サービス業では特に独占は難しい。」
と書かれていますが、葬儀業界まさにこれ。

さてゼロトゥワン的には
ここでテクノロジーの話になるんだろうけど
現実には火葬場といえば100%「政治」の話になってしまいます。
行政の許可やら住民運動などですね。

火葬船っていう話もあったけど
結構イニシャルコストがかかるせいか
まだ実用化にはほど遠いみたいです。

まぁ、この政治の話も脇に置いとくとして。

私が考えたのは直葬に特化した新型火葬場。
・棺不要
・10分で火葬(遺体処理が最終目的なら必ずしも火葬にこだわらなくてもいいけど)完了
・拾骨不要(遺骨が残らなくてもいいという前提)

いわゆる島田裕巳氏のとなえるゼロ葬がいいっていう人を初期ターゲットにした火葬場。

0葬 ――あっさり死ぬ

島田 裕巳 集英社 2014-01-24
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by ヨメレバ

10分なら基数もそんなにいらないし、

火葬炉前の遺族はお別れ済んだらそのまま帰るので控室スペース要らないし。
10分で遺体処置ってところでテクノロジーが必要になると思うんだけど、
それはどこかの技術者に任せるとして(^^;)
でも現在のシステムって遺骨を残すこと前提で、火量調節やら冷却を行なっているわけだから
その成約が無くなればもっと短縮できるのでは・・・

まぁほとんどの人が眉唾だと思うんだろうけど
本書によると
「ネットワーク効果を狙う企業は、かならず小さな市場から始めなければならない。」
「賛成する人がほとんどいない重要な真実が大切」
らしい・・・・

ねっ?

しかしよく考えてみたら
アメリカの火葬ってこんな感じだったような・・・

ダメじゃん(-_-)

やっぱり、起業家の才能は無かったか・・・











9 件のコメント

  • 遺体問題は「パンドラの箱」です。

    「遺体は汚い、遺体から感染して危険」とアピールすることは営業的にはプラスですが、その反面に「自らの首を絞める行為」であり規制や反対運動活性化につながります。
    独占化という意味では「恐怖症法は効果的」ですが、その情報には根拠が乏しく(ほとんどない)、「有利な語句の羅列に過ぎません」。
    下記のHPも最たる物であり、「専門知識と経験がない」と感じさせます。
    http://deo.2lala.net/td.html
    http://deo.2lala.net/img/infections.pdf (10ヶ所以上、間違った部分がある)
    恐らく、医学・医療教育を受けた事がなく、ネットで有利な情報を収集したのでしょう。

    この様に、「遺体は汚い、遺体は危険」と言い続けたために「遺体への嫌悪感が強くなり」、葬儀場や遺体保管所、エンバーミング施設の排他運動が激化して反対運動と、規制条例制定が始まりました。(汚くて危険な遺体は自宅の近くに来るな、遠くに行け)
    本来、遺体とは「身近な存在であった」のが社会構造の変化により「死が身近でなくなった」ために忌み嫌う様になり、そこに追い打ちをかけた「遺体汚い、危険キャンペーン」。
    限度を越すと、」韓国スタイル導入」も検討する必要があります。

    先金曜日、厚労省の担当者とも話しましたが「感染症遺体の搬送、安置、葬儀、火葬」に関する協議が進んでおり、「近いうちに指針」を厚労省通知で出す予定です。
    これらは都道府県、政令指定都市と市区町村の担当部署と一部の医療機関に通知されます。
    「本当に遺体が危険ならば、葬儀業者に任せるのは危険」との判断もあります。

  • prof様
    >「本当に遺体が危険ならば、葬儀業者に任せるのは危険」との判断もあります。
    一度こういう判断で、葬儀屋は医療系資格を取らなきゃダメ、にしてもらったほうが
    葬儀屋の選抜もできて、社会的地位もあがるような気がします。

  • 葬儀業界や遺体業界で、医学系資格を取れば社会的な評価は上がりますが、レベルが上がるとは限りません。
    55歳のゴールド免許のオバサン(37年前に免許を取り、一度も運転経験なし)の運転は危険であり「命がけ」です。(ペーパー・ドライバー)
    問題は、「何を学び(何処で誰に)、何をしてきたか」です。
    医学系学校を出て国家試験に受かっても「基礎知識がある」だけであり、臨床経験と専門経験がなければ「使い物にはなりません」。(いわゆる、ペーパー免許)

    医師は医学部6年を経て国家試験に合格して、研修医2年(前期研修)、その後の専修研修2~3年(後期研修)を越て、1人の医師として患者さんを見れるようになります。
    そして、登録医、認定医、専門医、指導医となりますが、専門医まで10~15年、指導医まで20~25年が必要であり、教育機関を含めると専門家には16年以上が必要です。
    看護師では、看護学校・大学が3~4年、国試に合格してプリセプティ(1年目の新人)、2~4年がプリセプター(新人指導係)、5年目で1人前で看護教員や専門看護師、認定看護師の受験資格(この段階で8~9年)、その後看護教員資格や専門看護師、認定看護師となり各分野の専門家としてスタートします。(10~11年以降)

  • しかし、残念ながら葬儀では「葬祭ディレクター技能審査」以外には公的ではなく、最高位である葬祭ディレクター1級も「5年経験規定」のために、高卒+5年で受験が可能であり24歳で「日本国内最高位」に到達することがあります。
    若い世代や葬儀業界に就職を目指す者には魅力ですが、物理教師さんクラスの者や更に専門化や極めたい者にとっては「頭を押さえつけられた感は否めません」。
    知識や経験、技能が成熟するためには「10年程度が必要」であり、これらを正しく評価するシステムがなければ「発展はあり得ません」。
    その意味では、スタート時点前よりも「スタート後が大事(卒後教育)」であり、葬儀業界においても「4~5クラス分け」をしなければマイスターやプロフェッサーは育ちません。

    因みに、マイスター候補の物理教師さんは、http://deo.2lala.net/img/infections.pdf の
    どの部分が誤りと思いますか?(恐らく、HP主も誤りに気が付いていないと思われます)

  • とりあえず、ツッコみを。

    遺体がガス化してくれるなら
    火葬いらないじゃん!!
    もし、不衛生って言うなら
    専用の空気清浄機がある施設に
    安置してお終い。

    確か、腸内の腐敗によるガスの事でしょうね。
    と、つい横ヤリを入れてしまいました。

    他も有りそうですが、
    とりあえず。

  • prof様
    >どの部分が誤りと思いますか?
    うわっ、来ちゃいましたか(^^;)
    えーと、おそらくこれっていうのは6つほどあるんですが
    > (10ヶ所以上、間違った部分がある)
    10箇所ですか・・・
    prof様の本、カンニングしてもいいですか?(T_T)

  • 明らかな誤りは12か所。

    この手の「恐怖系」は最初に恐怖心を抱かせて最後で煽るのが鉄則ですので、この文章でもセオリー通りに最初と最後は誤り。(この文章だけで90分は講義が出来るネタ)

    孤独死(常識的には変死)で見つかり「病理解剖」? (あり得なくはないが無い)
    孤独死の70%が感染症? (入院後死亡ならあり得るが)

    MRSAの保菌率は医師で5%、看護師で10%と言われており(今はもう少し改善したと思う)、葬儀従事者、特に遺品や清掃系ではさらに高い可能性が有ります。
    医師や看護師は手指の消毒、嗽による消毒、点鼻薬による消毒、抗生剤による除去も行いますが、それでもなお「MRSAを取り除くことは出来ません」。(健常者は問題なし)
    免疫機能が低下した入院患者さんでは医療者からのMRSA感染も存在しており、病原微生物に関しては「在宅死より病院死の方がうえ」です。

    本には載せませんでしたが、結核に関してCDCの報告では喀痰中排菌量は「治療開始(投薬)から2日で1/10、14~21日で1/100)であり、在宅での投薬治療や入院治療中の結核罹患遺体からの感染リスクは「極めて低い」(未加療はリスクが若干あり)と言われています。  http://www.cdc.gov/mmwr/PDF/rr/rr5412.pdf ⇒ 頑張って読破
    遺体は死んでいるので「スーパー・スプレッター」ではなく、遺体からの空気感染(飛沫核感染、粉塵感染等)のリスクは極めて低く、「湿度を50%以上に保てば、そのリスクは更に下がる」と言えます。(冬の斎場で、インフルエンザが多い時は加湿器が必須)

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