先日バングラデシュの首都ダッカで痛ましい事件がありました。
日本人7人死亡…バングラデシュテロまとめ : まとめ読み「NEWS通」 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
バングラデシュとは
基本的なことを押さえておくとバングラデシュは
主要な宗教はイスラム教、
パキスタンから独立した国です。
そもそもパキスタンはインドから独立した国なわけで
その根っこにはインドのヒンズー教対イスラム教の宗教的対立が背景にありました。
また主要言語はベンガル語でバングラデシュの語源はベンガル人の国という意味です。
バングラデシュの体験情報
今回の事件でイスラム教とやバングラデシュ国民に偏見を持ってしまう人はおそらくいないと思いますが念のため私の知っていることを述べたいと思います。
私にはバングラデシュに2ヶ月間滞在していた友人がいます。
基本的にバングラデシュ人は日本人に対して友好的です。
インド人は日本人を見ると商売客と見て寄ってきますが
バングラデシュ人にはそういうところがありません。
最近は日本のアパレル系企業が進出していますが外国人自体が少なく
全くすれていないということです。
バングラデシュ人にはそういうところがありません。
最近は日本のアパレル系企業が進出していますが外国人自体が少なく
全くすれていないということです。
その友人は日本人女性ですがとても大切にされたそうです。
バングラデシュで玉の輿1 (中公文庫) 黒川 あづさ 中央公論新社 2009-11-24
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このマンガにも描かれていますが彼らには肌が白い人は美人と言う感覚があるらしく
日本人の顔はのっぺりしていると言われるものの、高評価だそうです。
(白人女性は白すぎてダメらしい)
(白人女性は白すぎてダメらしい)
街を歩けばみんなが振り返るので自分が女優になったような気がすると彼女は言ってました。
とはいえ彼らはすごくシャイなので実際に寄ってきたり話しかけたりするのはほとんど子供たちだそうです。
友達が次から次へと友達を紹介してくれて食事をおごられるので、彼女はそ2ヶ月間ほとんどお金を使うことなく生活した、と言っていました。
イスラム教徒もいろいろ
日本人にとってイスラム教というと厳格で禁欲的というイメージがあるかもしれません。
確かにイスラム教発祥の地に近いアラブ周辺は非常に厳しい戒律を守っていますが
バングラデシュまでくるとその戒律に対する姿勢は比較的ゆるいとのことです。
バングラデシュまでくるとその戒律に対する姿勢は比較的ゆるいとのことです。
東側に伝わった日本の仏教やロシア正教が原理主義に比べるとちょっとゆるめなのと似ているかもしれません。
在日バングラデシュ人の中には普通にビールを飲んでいる人もいました。
また彼女は数人、妻帯者の人から言い寄られたそうです。
相手が異教徒の外国人なら問題ないという理屈らしいのですが・・・
この俗っぽさが私にはほほえましく思えます。
相手が異教徒の外国人なら問題ないという理屈らしいのですが・・・
この俗っぽさが私にはほほえましく思えます。
もちろん個人差はありますが、こんな風に彼らの信仰は意外とゆるく、
それゆえ日本人には親しみがわくのではないでしょうか。
それゆえ日本人には親しみがわくのではないでしょうか。
またイスラム教の事をもう少し専門的に知りたいという方はこの本がお勧めです。
イスラーム文化-その根柢にあるもの (岩波文庫) 井筒 俊彦 岩波書店 1991-06-17
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講演形式で話が進むので専門書に比べて分かりやすいです。
政教分離という言葉がありますがイスラムの場合
政教+経済が一体化している統合的なシステムだと感じました。
政教分離という言葉がありますがイスラムの場合
政教+経済が一体化している統合的なシステムだと感じました。
このような事件があるとメディアの報道に問題があって
考える葬儀屋さんのような、このお話こそ必要であるのに
イスラム教~イスラム国みたいな長ったらしい報道をするのも悪いです。
あいまって相乗効果をもたらすのが日本人の宗教音痴で、
日本人はイスラム教をローカルと考え、自分たちの人口より少ないとすら思ってそうです。(ちがうかな・・・?)
かかし 様
あとは無理矢理自分のイデオロギーの主張に利用したり、とかですね。