葬儀社紹介サービスがなくなるわけ




去年

葬儀業界周辺の栄枯盛衰について

という記事を書きましたが
SBIライフリビング株式会社の葬儀社紹介サービス
「くらべる葬儀」
も昨年末にひっそりと終わっていたようです。

くらべる葬儀サービス終了のお知らせ
 

初見の方向けに解説すると、葬儀社はIT系に弱いところが多いので、代わりにネットから集客して葬儀の仕事を送客し、紹介手数料を得る会社があるのです。
SBIライフリビング株式会社は昨年不動産部門を譲渡してネット部門を残したようですが、その際のリストラクチャリングの一環として、この行き詰まったサービスを終わらせたのでしょう。
 
実はサービス立ち上げの際に、対外的な情報が回ってきたのですが厳しいかな、と思っていました。
ビジネスプランが中途半端で新参者の武器であるイノベーションも特になく、SBIグループの一員ということ以外は従来サービスの劣化版という感じでした。
仮にイノベーションが無くても、他のサービスのプラットフォーム使ってコスト下げて、本体から資本投入してもらえたら戦えると踏んだのかもしれません。
でもそれってサービスの戦略じゃなくてほとんど財務の問題なんで、ネット企業が老舗互助会みたいなことしてどうするという話で。
 
知恵を付けた終活界隈のブレーン(ただし葬儀屋出身ではないはず)だけが儲かったのではないかな。
いや全て想像で言っていますけど。
おそらくその当時たくさんのサービス立ち上げて、どれか当たればいいやという雰囲気だったので今回の撤退はSBIグループ本体にしてみれば、それほど痛手ではないのでしょう。
だから失敗したとも言えますが、あのグループの商売のやり方としては正しいでしょうね。
それにしても、過去何度か申し上げていますが、もうこの葬儀社紹介サービスにビジネス上おいしいところは残っていないのです。
今やもう単なる消耗戦になっています。
他社を横目で見ながらボトムの価格をいじっている状態。
葬儀社紹介サービスからの仕事を引き受けますっていう葬儀社は、複数の葬儀社紹介サービスから仕事を受けます。
薄利なので多売(多買?)しないといけないので。
そのためどの葬儀社紹介業(葬儀ブローカー)に頼んでも、紹介されるそのエリアの葬儀社は一緒、つまりクオリティは全く同じなんですよね。
結局仕事を受けざるを得ないゾンビ葬儀社(っていうネーミングなんかイヤだな。テレ東で流れるアメリカのB級映画みたい)を延命させるだけの意味しかありません。
そしてその状況は(安けりゃ何でもいいという人を除き)消費者にとって不健全です。
くらべる葬儀
ところである出資者がやってきて私に葬儀社紹介サービスのブレーンを依頼したら
「目の付け所がすばらしい。葬儀社紹介業って右肩上がりの成長産業ですよ。」
って、もちろんもみ手で言いますけど(^^;)











4 件のコメント

  • 消費者が無知で、売りがない葬儀社が「廉価葬儀」に走ったために、葬儀適正価格が
    崩壊して、「サービス内容より価格」となった現状では「斡旋利得は出にくい状況」です。

    この状況で利益を上げるためには”コマセ商法”が有効ですが、これとて業界全体の
    「社会的評価失墜」(もともと、葬儀業の社会的評価は低い)に繋がります。
    これは、ラーメン次郎作戦と言われる「見積もりは低く、請求はマシマシ、バカマシ」と
    の二重価格の設定です。(宝石商法も葬儀商法に似た部分があり、かなりグレー)
    ただし、ラーメン次郎はトッピングの増量でも無料で「チョモランマでも追加なし」であり、
    見積もり外の「追加オプション頼み」の廉価葬儀社とは異なります。
    ラーメン次郎型の葬儀社が出来ると「面白い」。(最初からフルセットの自由型)

    知的・技術的なサービス(本来の評価対象はこの部分)をすてて、廉価でサービス
    なしに走った業界は「無理」です。
    キタのキャバも「1時間2,000円」ですが、これだけであればキャバ嬢の人件費にも
    なりません。(あの辺りでは、時給3,500円位)
    そのために、煽てて、持ち上げて、おねだりをして、ドリンクを頼みます。
    場内氏名、追加延長、ボトルを入れさせて、キャバ嬢と店は儲かります。

    最初の1時間(安い料金)だけでキャバ嬢のドリンクも断ると、「最低限度の
    サービス(接待・待遇)」しか望めません。(キャバ嬢の取り分がゼロ)
    ドンペリなどを入れると、体や胸を押し付けて「密着状態」。(50~70%がバック)
    「対価に値するサービス」を学ぶには、キャバは最高の教場です。

  • prof様
    社会人一年目にキャバクラ連れて行かれたとき
    カネを払わされた上に喋らなきゃいけないなんて、こんな地獄がこの世にあるのかと・・・

  • 私も病院や研究所時代は「話すことが苦手」でした。
    しかし、あの場所に移ってからは「悲願にくれる遺族に対して、突き落す話し」を
    しなければならず(1日に5~7家族/50人位)、「人と話すテクを身に着けました)

    銀座のお姉さん達は此方の話に合わせてくれますが、キャバ嬢は「キャバ嬢の
    興味のある話、面白がる話をする必要があり」、ある意味では訓練。

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