靖国神社参拝体験記2/2(遺族に御礼を言われるということ)




靖国神社参拝体験記の続きです。
 
帰り際、
一緒に参拝した老夫婦の方に玄関で靴べらを渡して差しあげたのがきっかけで
(これも職業病ですね。条件反射です)
ご婦人の方から話かけられました。
 
「私は兄が戦争で亡くなったのだけど、あなたは御遺族でいらっしゃるの」
急に聞かれたのでちょっとうろたえながら
「い、いえ。亡くなった皆さんのために」
「まぁ、それは本当にありがとう」
と言って深々とお辞儀をされました。
その時の気持ちは御礼を言われてうれしいという気持ちとはほど遠いです。
むしろ逆。
いたたまれない居心地の悪さと、恐縮感と、
どちらかと言えばそう、なんか切ない感じ。
この気持ちはどこかで・・・
と記憶をたどると、電車内でお年寄りに席を譲って御礼を言われたときも
これに近い気持ちになります。

お年寄りに御礼を言われると
いつもこんな気持ちってわけじゃないのです。

お葬式の担当を終えて、御遺族に御礼を言われたときは、
むしろ心は多幸感で満たされます。
いい年してこういうことを言うのもなんですが、
世界が輝いて元気が湧いてくる感じ。

この気持ちの違いはなんだろう・・・

お葬式の時は
もちろん満点ではなくても自分の中でやれるだけのことはやり切ったと思っているから
かな?

お葬式が終わったときのときの「ありがとう」を知っているから
電車で席を譲ったくらいで、ただお参りしただけで
御礼を言われてしまうと、いたたまれなくなってしまうんじゃないだろうか?

私の言っていることを理解できる人がいたら、
ちょっとこの気持ちを分析していただけないでしょうか?











2 件のコメント

  • 初めまして(^^)
    いつも楽しく拝見させて頂いています。

    お年寄りの方にお礼を言われると切なくなるという気持ちはわかります。
    当たり前の事を当たり前にできない時代だから
    自分に非を感じてしまうんではないでしょうか
    こんな事で謝らせて、お礼を言わせて申し訳ない・・という様な(-.-)
    でもお年寄りの方にしてみたら、ごく自然にありがとうと言われているのでしょうね。
    私は、切ないと同時に心がほっこりします(*^_^*)
    遺族の方に言われる場合は、当たり前の事をしている訳ではなく、尽力を尽くしお客様が満足してくださった達成感と無事に故人様を送り出せた安心感(これは互いに)があるからではないでしょうか・・(^_^.)
    初めてで長々とすみません(>_< ) 私だったらこうかな~と思いまして(>_<) お邪魔いたしました(^^)/

  • たかだ かおり 様
    はじめまして(^_^)
    コメントありがとうございます。

    > お年寄りの方にお礼を言われると切なくなるという気持ちはわかります。
    あー良かった(^_^)
    同じ感覚の方が居て。

    > 私は、切ないと同時に心がほっこりします(*^_^*)
    これがねー、逆に親切にされて「ありがとうございます。」って言うときは、
    ほっこりとした気持ちになるんですけどねー。

    > 遺族の方に言われる場合は
    あとこれは心理的な距離感も関係するのかもー
    ってふと思いました。

    これからもお時間ございましたら
    ぜひお立ち寄りくださいませ。

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