故人は分かってくれている
数年前の話です。 ある故人(女性)の納棺の際、遺族の方が楽譜を御棺に入れられました。 別の遺族の方が 「何、それ?」と尋ねると 「おばあちゃん、3年くらい前から、ピアノ習ってたのよ」 曲名は全て思い出せませんが 「ジムノ...
数年前の話です。 ある故人(女性)の納棺の際、遺族の方が楽譜を御棺に入れられました。 別の遺族の方が 「何、それ?」と尋ねると 「おばあちゃん、3年くらい前から、ピアノ習ってたのよ」 曲名は全て思い出せませんが 「ジムノ...
葬儀業界にも国債と同じように「格付け」機関のようなものがあります。 今回はそのお話しです。 全葬連編 葬儀社の格付けには 全葬連(全日本葬祭業協同組合連合会、葬儀屋さんの業界団体) の行っている 「葬祭業安心度調査」 と...
先日の通夜の時、入社3年目のスタッフが 「今日のお寺様、すごく人間ができているんですよー」 と真顔で話しかけてきたのには、ちょっと苦笑してしまいました。 まぁ、彼女も就職した頃は、 お寺さん=人格者 だと考えていたんでし...
もう10年ほど前の話になると思います。 お客様からの電話を受けた部下が不安そうな顔で 「ちょっと変な電話なんですけど、代わってもらえますか?」 と聞いてきました。 代わりに私が電話に出てみると 女性の声で 「私の友人が自...
葬儀屋さんは御遺族の方に対してアカウンタビリティ(説明責任)があるので、当然正確な情報を提供し、詳しく説明します。 でも御遺族によっては、情報過多でオーバーフロー気味になってしまうこともあります。 そうなると当然、御遺族...
この間、5年ぶりにお葬式のご依頼をいただいた、 御喪家にお会いしたときのことです。 親戚の方からこう言われました。 「前回のお葬式の時、息子があなたの仕事を見て、○○(私の勤め先)に就職しようとしたのよ。 ダメだったけど...
「今勤めている葬儀社を辞める時は連絡してね」 御遺族の方に言われて嬉しかった言葉はたくさんありますけど、 そのうちの一つです。 別に今勤めている会社を辞めたいという話をしていたのではなく、 今度身内に不幸があったときもあ...
先日ある御喪家の葬儀の打合せを行いました。 葬儀の日取りが、その前に打合せしていた別の御喪家の葬儀の日取りと被っていたので、やむを得ず、部下に引き継ぐことになりました。 その引継ぎの際、部下が 「いいお客さんですか?」 ...
最近通夜をを省く喪家が増えています。 お通夜はともかく、お通夜の会食の時間は大切、という話です。 関東圏では、お通夜の際、参列者にも料理を振る舞います。 親族のみが、巻き寿司なんかを軽く召し上がる関西圏のお通夜とは対照的...
先日都心部に足を伸ばして、ひさしぶりに世田谷区の公営式場であるみどり会館で担当を持ちました。 斎場を作るのはたいへん みどり会館は確か10年ほど前に建設されたと思います。 他の区の公営式場に比べてちょっと式場使用料が高め...